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テスト3日目。
今日はちゃんと由依に言ってから萩原のところへ向かった。今日の化学、手応えありだから萩原に報告しに行こう。
「萩原ー」
教室を覗くと萩原は席で帰る用意をしていた。先生と、入っていいですか?いいよ、というアイコンタクトを取って萩原の側に行った。
「聞いて化学めっちゃできたんだけど」
「そうか」
「いやあまじで萩原のおかげだわ」
まだ点数もわからないのにありがとうとお礼を言ってしまった。
「萩原は今回も上出来でしょ」
萩原は何も返してこなかった。
「、、どうした萩原」
「来ないでいいから」
「、、え?」
「明日からもう来んな」
「え、何、どした?」
萩原は教室を出て行ってしまった。おい萩原、と呼び止めたが意味はなかった。
「、、、は、、?」
私、萩原になんかした?
委員会があった木曜、特に何か変わった様子はなかった。むしろ優しさまで感じたのに。
「何か、、あったの?」
先生が心配そうに聞いてきた。
「いや、私が聞きたいです、、」