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星縁陣(せえじ)は自身初のシリーズものとなる第1話目を書き終えた。
2万文字を越える物語の始まりをたった1日、いや、半日で書き上げた。
「…はあぁ〜…」
タブレットを胸に置いて、一仕事終えたときのように天井を見上げる。
まだタイトルも決めていなければ、シリーズ物にするという苦労がどれほどまでなのか知らない。
恋愛もの、学園ものならまだシリーズものもやっていけるかもしれない。
しかしミステリー、サスペンスもののシリーズものというのは桁違いに大変である。
そう。お気づきの方も多いと思うが、ミステリー、サスペンスものというのは
ほぼ毎話と言っていいくらい事件が起こる。しかもただの事件ではない。
警察がお手上げの、犯人がわからない、もしくは本当は殺人だが自殺と判断せざるを得ない状況
事故と判断せざるを得ない状況、それほどまでにトリックやアリバイが凝っている事件。
そんな事件を考えるだけでも大変だし、その事件に関わるキャラクターたちも
ちゃんと小説の中で「生きている」と読者に思ってもらわないといけない。
その小説の中の世界で「生きている」と読者が思わなければ
木の枝が木の枝を折って木の枝が捜査してというのと変わらない。
しかしそんな苦労がこれから続くというのも1ミリも考えず
ベッドに移動もせずにそのままソファーで寝落ちした。
小説を書いていて寝落ちしたのが朝と昼の合間。なので起きたらもう夕方近くになっていた。
「ヤバっ。バイト」
ぎゅるぅ〜…とお腹が鳴ったがコンビニの賞味期限が当日のものを
割引価格で買おうと我慢してバイトに出掛けた。
いい小説の案が思い浮かび、そこそこ手応えのある第1話を書けても世界は変わらない。
フライヤーの音、ガラス製の自動ドアがあるものの大通り沿いということもあって聞こえてくる車やバイクの音
店内に流れているアーティストの曲、ピッ。ピッ。っというバーコードを読み取る音
レジ袋のカシャカシャという音。人が大勢押し寄せることも、1人も来ないこともない。
しかし最近変わったことといえば
「あ」
「あ」
髪色が派手な人がたまに訪れるようになったということ。いや、髪色が派手な人というのはたまに来ていた。
前側の左側が黄色で右側がピンク、後ろ側の左側がピンクで右側が黄色の髪の人とか。
しかし、訪れた水色の髪の女の子は人間ではなく天使。名前をミウォール。
ミウォールがスイーツやらお菓子やらを持ってレジに来た。
「おはよ」
「おはようございます」
夜であるがそこそこ親しい顔見知りに「こんにちは」というのもどこか距離を感じさせるし
かといって時間的に「こんばんは」もどことなく距離を感じさせる。
不思議なことに朝の挨拶である「おはようございます」を簡略化した
「おはよう」や「おはよ」というのが最適だと感じさせる。
「ミウォールちゃんも買いに来るんだね」
「来ますね。ただ今回はじゃんけんで負けて買い出し係になりました。…デトンルボめ」
「あぁ。ルボちゃん。なんかやられた?」
「電気パチンッってされてチョキ出されて負けました」
「あぁ。咄嗟に手開いちゃったわけだ」
「はい」
人間には到底できないじゃんけんのズルい技を普通に聞く星縁陣(せえじ)。
するとミウォールのスマホが鳴る。どことなく水の音を感じさせる着信音。ミウォールがスマホの画面を見る。
「うわっ」
「ん?」
「うわっ」っと言いつつも電話に出るミウォール。
「はい。…はい、いますよ。…はい。はいはい」
と話しているとスマホを耳から離し、スマホの画面をタップする。すると
「星縁陣ぃ〜!よ!」
という女性の声がする。
「あ、ルボちゃん?」
「そうそう。ルボちゃんルボちゃん。バイト何時終わり?」
「いつもの時間に上がれると思うけど」
「んじゃ家(うち)おいでよ」
「あぁ〜…」
ミウォールはデトルンボたち悪魔や天使のいる家に行くことは薮坂(やぶさか)ではなかった。
むしろアファノホが作る絶品の料理をタダで食べられるし
ゴージェやジェイバーズ、ビガードンたちとホラー映像を見るというのも楽しかった。
なので行けるなら毎日行きたい、むしろ住みたいとも思えるほど居心地が良くて
悪魔や天使たちも大好きである。しかし、そんなみんなと一緒にいて
みんなと楽しい時を過ごしていたら、せっかく書き始めたシリーズものの作品が滞ってしまうし
どういう流れ、どういう設定かも忘れてしまうため
「ごめん。今日はちょっと帰ってやらなきゃいけないことがあるからそのまま帰るわ」
と断ることにした。
「そーなんだ?残念だけど、そのやること頑張ってぇ〜」
「うん。ありがとう」
「じゃ、またぁ〜」
「うん。また」
と言って電話が切れた。お会計を済ませ、レジ袋に商品をつめる。
「星縁陣さんが来るとホラー鑑賞会が開かれますからね。私としてはありがたいですが」
「ミウォールちゃん怖がってたもんね」
「っ…怖がって…ないですよ」
「はい、どうぞ」
レジ袋を差し出す。
「ありがとうございます。…ま、暇なときまた来てくださいよ。みんな喜ぶんで」
と言うミウォールに対して
そのみんなにミウォールちゃんは入ってるのかな?
と思ったが口には出さずにいた。
出入り口でペコッっと頭を下げるミウォールに対し、レジから手を振る星縁陣(せえじ)。
いつもの時間にバイトを終えて、消費期限が当日のお弁当を割引で買って家へと帰る。
お腹が空きすぎて、若干もうお腹が減っていなかったので、たけのこなど付け合わせの野菜を食べる。
そしてその日の朝まで、いや、もう時間的に12時、24時または0時と呼ばれる時間を回っているので
前日の朝過ぎまで書いたシリーズ化する第1話を読み返す。
星縁陣は小説を書いてすぐに投稿するわけではなく、一晩寝かす。
書いてすぐ投稿してしまうと読み返すことはほぼないし、誤字脱字などを見つけることも困難になる。
さらにはシーン、会話の追加、逆にいらない部分を見つけられる。
序盤、新島時也が浮気をした恋人を浮気相手諸共殺害するシーン。
犯人やその犯行を先出しして、犯人がわかっている上で物語が進む倒叙ミステリーのようだけど
その犯行がすぐに明るみに出ることはない。
新島時也の心理描写、犯行自体はグロテスクなので詳細には書かず
しかし犯行の感触、返り血などは描写する。
犯行後の疲労困憊、我を見失い犯行を行って、我に返ったときの人間に戻った感じ。
そこから自分の生活の保守。会社、親、そもそも自分のこれから。
それを鑑みてアリバイ工作、現場の改ざん、偽装工作。
すべてを終えて自分が第一発見者のように装って警察に電話をかけるまで。そこまでを読み終えた。
「うん。よしよし」
上々な出来である。頭の中で映像化した小説が流れる。
新島時也がスマホで緊急連絡で「110」と番号を入れ、発信ボタンを押したところで場面が切り替わる。
バンッ!っと車のドアを閉める戸倉雄一が現場に到着した場面。
そこから戸倉雄一が現場を訪れ、関係者に話を聞き、探偵与田愛希が出てきてその事件を解決に導く。
その事件は最初から犯人がわかっている倒叙ミステリーではなく
犯人がわからずに進行し、探偵がトリック、アリバイを崩し解決する通常のミステリー。自分で読んでて
「…トリック…弱いかな」
と思うものの、序盤の事件。大きなインパクトを残したいのは
一番最初の新島時也が殺人を犯し、アリバイ工作、現場の改ざん、偽装工作をし、警察に電話をかけるまで。
そして最初の現場の野次馬として新島時也がいて、探偵与田愛希に顔を認識されるまで。
そう。第1話で読者に感じてもらいたいのは、刑事戸倉雄一と探偵与田愛希の関係。
そして殺人犯新島時也がアリバイ工作、現場の改ざん、偽装工作を成功させ、世間に出歩いているという点。
「きっとここから最初の事件、新島時也の事件を徐々に紐解いていくんだ!」
「話が進むにつれて新島時也の事件と関係する出来事が出てきて、それがきっかけで新島時也が疑われ始め
それを刑事戸倉雄一と探偵与田愛希が協力して解決して完結するんだ」
そう思わせることが星縁陣(せえじ)の目論見。第1話を読み終えたところで第2話を書き始める。
…
探偵、与田愛希(あいき)はスマホに表示されている特大餃子という文字と写真にヨダレを垂らしていた。
愛希は事務所を出てその特大餃子が提供されるお店へ向かった。その途中で
「…ん?…あ」
知っている顔を見つけた。そう、その顔は以前殺人現場の野次馬の中にいた顔。
探偵だからと言ってすれ違った人の顔、野次馬全員の顔を覚えているわけではない。
そんなもの超能力かある意味障害かである。
愛希はそんな特殊な能力を持ってはいないし、正直欲しいとも思っていない。
それでも野次馬の中にいた、たった一度しか会っていない人の顔をなぜ覚えているのか。
あの、制服の警察官が見張り、立ち入り禁止テープのこちら側と向こう側。
こちら側は刑事などが本部と無線のやり取りをしていたり
周囲の防犯カメラ、さらにはマンションの管理人さんに話を聞いたりと慌ただしい。
そして向こう側。平穏な日常に突如として引かれた黄色に黒字の規制線。
白と黒の車の天井部から発される赤い光が物々しさを照らし出す。
「なにかあったの?」
「殺人事件らしいよ」
「殺されたのは?」
「知らない人だけど気の毒ね」
「うちの子じゃなくて良かった」
「犯人は?」
「まだ捕まってないらしい」
「怖いわぁ〜」
「明日からどうしよ」
噂が広まり、不安、安堵、恐怖、様々な感情が渦巻く中、その男の顔には表情というものがないように感じた。
異様だった。まるで殺人事件というものを怖がっていないような。
被害者が自分でなくてよかったという安堵すら感じられない。愛希はそんな人間を見たのは初めてだった。
なので近寄っていき声をかけたが、まあ当たり前の普通の反応。しかしその“普通の反応”も普通ではない。
普通なら規制線の向こう側にいる人間から声をかけられたら
なにか話を聞かれるのではないかという不安や動揺
一般人が手に入らない情報が手に入るかもしれないという多少の期待感
警察から話を聞かれるという非日常感から“普通の反応”ではないはずである。
しかしその男の反応は道端で知らない人に声をかけられたときのそれ。
事を荒立てるわけにもいかないし、かといって知り合いでもないから
モチベーションもわからない。とにかく会釈をしてその場を凌ぐ。
そんな普通な反応をあの場でしたあの男がいた。愛希はスタスタと近寄って行って
「こんにちは!」
と声をかけた。
「…はい。自分ですか?」
そう。これが普通の反応。これが日常での正解といってもいい対応だ。
知らない人に声をかけられ、動揺と不信感…
…あれ?めっちゃ普通じゃん
と思った。しかし同時に愛希の脳裏に殺人事件でのその男の表情が鮮明に映し出される。
どう考えても普通ではなかった。異様を感じた。愛希は笑顔で頷く。
「…なにか?」
「ご飯食べました?」
「…はい?」
「めっちゃデカい餃子が食べられるお店が近くにあるらしいので、一緒に行きませんか?」
「…え。…なんで?」
「時間あります?」
半ば強引にお店に連れて行き、向かい合うように座り注文を済ませた。特大餃子がテーブルの上に置かれ
「デカッ」
その男も
「うわぁ〜。思った以上だ」
愛希も驚いてとりあえず2人で食べることにした。
ほとんどを食べ終え、食事が最終局面に来てゆっくりとしてきたところで愛希が話を始める。
「ここら辺に住んでるんですか?」
「…いや」
「あ、そうか。そうですよね。僕の身分を明かさないとですよね」
と言いながら愛希は自分の財布を取り出して名刺を差し出す。
「あ、どうも」
と言って受け取る男。
「白石…探偵社?探偵?」
名刺の「探偵」という文字を見て一瞬だが明らかに顔が強張った男。それを愛希は見逃さなかった。
「はい。探偵の与田愛希です。よろしくお願いします」
「あ、…どうも」
「で?」
「はい?」
「お名前を聞いてもいいですか?」
「…新島時也です」
「新島さん。お歳は」
「26です」
「うおっ!先輩だ!」
「…」
「自分24なんですよ」
「はあ」
「お仕事はなにされてるんですか?」
「…今は訳あって有給消化中です」
「ほお。じゃあお時間あるわけですね」
「まあ…」
愛希が立ち上がり
「じゃ、事務所行きましょう!」
と言った。
「は?なんで」
「いいからいいから」
「嫌ですよ」
「いいからいいから」
と半ば強引、いや強引に時也を事務所まで連れて行った愛希。
「ま、座ってください」
「…」
殺風景な事務所だな
と思う時也。まるでモデルルームのような人が使っている形跡が感じられない事務所。
「はぁ〜い。紅茶でぇ〜す」
とソーサーとティーカップが置かれる。
「あ、どうも」
紅茶?珍しいな。普通お茶とかコーヒーじゃないのか
と思う時也。
「紅茶、僕が好きなんですよ」
その考えを読み取ったように言う愛希。ドキッっとする時也。
「ドキッっとしたでしょ?これ僕の上等テクで
こういう場合、普通お茶かコーヒーでしょ?という誰しもが思うことを僕が先出しすることによって
「うおっ!考え読めるのか?スゴい!」って思わせて、その後の仕事の話をスムーズにできるんです」
「はあ…。そーゆーもんなんですね」
「と!ここで提案です!」
「はい」
「うちで働きませんか?」
「…」
静寂が包む。
「は?」
思わず口から漏れ出た時也。
「いや、お時間あるって話だったし、有給でしょ?
ってことは給料はそのまま貰ってる。プラスうちで働けば倍ですよ!倍!」
「いや、そんなお金に執着してるわけではないので」
「そうなんですか!へぇ〜。珍しい人ですね」
「そうですか?」
「人間なんて案外動物と同じで三大欲求に忠実に生きる生き物で
その三大欲求を現代で満たすためにはある程度の大きなお金は必要ですからね」
「まあ…。たしかに」
「で。どうですか?うちでバイトしてみませんか?」
愛希が時也を探偵事務所のバイトに誘った動機は
あの殺人現場で見たあの異様な表情の理由が一緒にいたらわかるかもしれないから。
「…仕事大変ですか?大変ならやりたくないんですけど」
「お!マジ!?マジっすか!?いや、仕事は内容によって大変さが変わります。
ペット探し、人探しなんかはめっちゃ大変ですけど、素行調査、ま、浮気調査ってやつは…楽しいっす」
「へぇ〜。ま、お試しくらいなら」
「ヤッホォ〜い!」
時也が探偵事務所のバイトを受けた理由、それは、笑顔の愛希に脅威を感じたから。
まるですべてを見透かしているような、そんな笑顔で、掴みどころがない感じ。
突き放せば突き放すほどまとわりついてくるような気がして
「友を近くに置け、敵はもっと近くに置け」という言葉があるように
愛希の近くにいれば、愛希が自分のことを探ればすぐにわかるし
「突き放さない=やましいことがない」となれば、いずれ飽きるだろうと踏んだからである。
「ま、とりあえずぅ〜。明日岩手に行きます」
「は!?」
「浮気調査ですよぉ〜。あ、そうだ。書類書いてください。
明日の新幹線代とかも従業員の経費ということで後で落とせるんで」
「はあ」
ということで2人の水面下での睨み合い、探り合いの日々が始まった。
…
というところでタブレットの電源を切り胸に抱えた。
第2話を書き終えた。指が先行するように、思うがままに書いた。不思議だった。
ミステリー、サスペンスもののシリーズなのに第2話ではなんの事件も起きていない。
ただメインのキャラクター同士が出会い、関係を持つまでの話。ただそれだけ。
星縁陣(せえじ)は今まで1話完結、読み切りの話ばかり書いてきた。
その話の中でしっかりと生きている感じを出すために
ある程度の日常会話は入れているものの、基本的に事件周辺の話ばかりで
休憩と呼ばれるような、本当になんでもない話を書いたことがなかった。
しかしなぜか今回はそんな休憩、箸休めが必要だと感じた。だから書いた。
「ふぅ〜…。よしっ」
第2話を書き終えたところで投稿アプリを開いた。1話完結、読み切りの話がズラーっと出てくる。
「新しい作品」というところをタップする。
「あぁ〜…タイトルか…」
決めていなかった。
「殺人犯が探偵の助手…そこがミソよなぁ〜…」
そう。この話の主となるのが殺人を犯し、それが今のところ警察にバレていない、完全犯罪を目論む時也と
殺人犯とは気付いてないが、時也の不思議な部分の秘密を明かそうとする愛希の協力関係
至って普通の見た目でどこでも溶け込めるようなモブ感のある時也と
観察力、聴力に優れ、人当たりもいいが、個性的な愛希が
お互いの欠点を補い合い、事件を解決に導くという点が特徴であり
読者を惹きつけるポイントである。そのポイントをどうにかタイトルに組み込みたい星縁陣。
「殺人犯と探偵…犬猿の仲…犬と猿…」
お互いの欠点を補い合う最高の関係だが、事件を紐解く探偵と完全犯罪を目論む殺人犯という脆い関係。
「禁断の関係…禁断のバディー。あ、いいかも。
…でも禁断の関係とは違うか。それは教師と生徒みたいなもんだもんな…」
悩んだ。これまで以上に。シリーズのタイトル。
ホリー・パッターのようにタイトルがあり、サブタイトルとして事件の名前がつく。
変人科学者が事件を科学で解き明かす名作のように1つ1つの事件を1作とし
事件名や独自のタイトルをつけて、共通するキャラクターを投じることで
大きな看板、共通のタイトルをつけることなく
シリーズものとしても楽しめるし、1作1作、単独でも楽しめる作品にすることもできる。
しかし星縁陣はシリーズ通しての大看板を掲げたかった。
「最低のバディー…でも相性は意外といいからなぁ〜…。
んん〜…互いの欠点を補う…凸凹(デコボコ)バディー?いいけどあった気がするなぁ〜。
対照的…対照バディー…違う。対照的な相棒…。あべこべ…。
あぁ、あべこべ!あべこべな相棒?Abekobe na Aibou。うん。あべこべな相棒ミステリー。おっけ!」
ということでシリーズのタイトルは「あべこべな相棒とのミステリー」とした。
「第1話のタイトル…。第1話でいいか?終わりの始まりとか?
事件を起こしたが、まだ真実を知られていない…。いや、終わりの始まりだと
いつか完全犯罪が暴かれるというのを言ってるようなもんだしなぁ〜…。
指摘した間違い。取り付く島もない。いや、サブタイとしては変か…。
事件の概要と関係してないしなぁ〜…。…事件ナンバー0。あ、いいかも」
ということでタイトルは「あべこべな相棒とのミステリー」
サブタイトルは「事件ナンバー0」として
星縁陣の人生最初でおそらく最後のシリーズものの第1話を投稿した。
「ふぅ〜…」
期待だけが渦巻いていた。いつもは「反応どうかな…。批判とかされないかな…」という
読まれてもないので無用な心配をしていたのだが
今回は読者がどうこうではなく、これからストーリーを書くのが楽しみで仕方なかった。
夜ご飯にと買っておいたコンビニ弁当を朝ご飯として食べて、第3話を書くのを楽しみに眠りについた。