ーーー教師寮の大晦日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「寒っ…!」
俺達は大晦日には必ず除夜の鐘を鳴らしに行っている。
「そんな寒くないでしょ笑」
「エイトはいいよな!!イフリートが居て!!」
「か、関係ないしっ!」
「ツムル、エイト、懐中電灯はちゃんと持ってる?」
「(二人)持ってるよ〜!」
ツムはポッケから出して、エイトはイフリートが持っていた。
「って、あれ?イチョウは…?」
一瞬でイチョウが消えた。
「クンクン……ッハ…この匂い…!」
「うわ〜ココアだ!!」
イチョウは魔術でココアを浮かばせながらコッチへ来た。すごい絵面だ。
「寒いんでしょ?さっき売ってたから…」
「ありがと!!めっちゃ温かい!」
「ありがと〜」
僕はイフリートがライトを照らしてくれている先を見た。
「#@$4!2%&61¥0£……!!!!!」
「(二人)どした!?」
エイトが声に出せない叫び声を出している。
ツムルがエイトの見ている先を見た。
「ゔわ”ッイチョ!蛙!下!蛙!」
「わっっっ!」
やばいやばい!と、俺達は命掛けで逃げた。
残念ながらここに居る三人は蛙が大の苦手だ。
「びっくりした〜…。」
「……ふぅ…」
「はぁ…はぁ…死ぬかと思った…。」
ーその後ろでー
「あれ、何やってるんでしょう?」
「別に、走ってるだけじゃない?」
「聞いて来ます?!」
「いや…大丈夫じゃない?」
ツムル先生、イチョウ先生、エイト先生が蛙に怯えている、少し後ろに新人組のマルバス先生、オリアス先生、ロビン先生が居た。
オリアス先生は、フードに手を突っ込んで寒がってる。それを裏地にロビン先生は、薄着で元気。僕は、それを見ながら次の休日の監獄巡り何処へ行こうか考えている。
すごい性格の違うメンバーだ。
これでも、バビルス教師陣が成り立っていると思うとすごい。
すると、一番前に居たロビン先生が何かを見つけた。
「あっ!蛙だぁ〜!かわいい〜」
それを聞いてオリアス先生は凄く遠くを見つめて居た。
「蛙…ちょっと、、嫌い…」
オリアス先生は、何時の間にか家系能力の〈ラッキーハッピー〉を使った。
そして、ロビン先生が可愛がっていた蛙は近くの森へと消えていった。
「あぁあ〜。仲良くなれそうだったのに…」
ー大人組ー
「………。ガチャッ…。」
「カルエゴくん、鳴らしに行くよ〜!」
「シチロウか…あぁ。行こう。」
俺は少しだけ、ほんの少しだけ、「あいつ」が居ないことを知って、安心した。
「最近は、仕事どお〜?」
「…まぁまぁだな。」
「その反応は…カルエゴくん眠たいんでしょ。」
「………正解だ。」
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続きは明日出すはずです!
遅れてすいません!! byぴの
コメント
1件
面白かったです! 次も楽しみにしてます!!