勘違いしていいんだよね
はっ!いや、ダメだよねぇ、そんなことは、絶対絶対、私だけにはいている言葉じゃない。何でこんな風になったかな、何で何でなんで何でなんで?
side ハル
「先生、今日も、来てないんですか、一ノ瀬さん」
「あぁ、不良っぷりにもほどがある」
「そう、ですか」
ふざけやがって、おめぇがそうしたんだろ。そう言いたい気持ちをグッとこらえた、十五年間恋した、たった一人の女のために、俺は、アイツの推しだ。ハルって名前で活動してる配信者、アイツを見つけるために、不登校になってしまった、アイツを救うために、きっと俺のエゴかもしれない。アイツが聞いたら、大丈夫なのにといって俺に飽きれるかもしれない。それでもアイツが好きだから、止めるわけには行かない恋だから
『ハルだよぉ、今日もきてくれてありがと!』
偽りの自分を作る。
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いーね!