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占い師と少女

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占い師と少女

8 - 第15話 落ち着いて

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2022年11月11日

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「もう大丈夫?」

「大丈夫です」

「ごめんなさい。」

「謝らないで。ここに来てくれてありがとう」

「なんで、お礼なんて言うんですか。」

「お礼を言わないといけないのは、こっちなのに。」

「なんでだろうね。」

「でもね、私がいるって言うことを覚えていてくれたのが嬉しかったんだよ。」

「でも、占い師さんの時間とか私が奪っちゃったら、、、」

「確かに、時間は戻らないよ。でも、この先に後悔するかもしれないなら、今の時間を無駄にしても、いいと思うんだ。」

「私はこの時間。嫌いじゃないよ」

「私の事なんて、ほっとけばいいじゃないですか。」

「そうだね。ほっとけばいいと思うよ。」

「でも、せっかく前に進めたのに、新しい道を見つけたのに、その道を全部ふさいじゃうのは、持ったえないな。って、思ったの。」

「死んでしまったら、本当にやりたい事が見つからないまま、全部終わってしまう。」

「でも、生きてたら。いつか必ず、いい事がある。やりたい事も見つかるんだよ。」

「なんで、そんなに優しくするの、、、?」

「私もね昔は、あなたと同じような感じだったの。」

「え?」

「あなたみたいに、自殺しようとしてた。」

「…。」

「でもね、それを止めてくれた人がいたの。」

「その人に言われたの。[同じような人がいたら、助けてあげなさい]って。」

「私は、私の正しいと思うことをやってるだけ。」

「優しいとか、優しくないとかは関係ないと思ってるから。気にしないで。」

「まずは、落ち着くまで、学校を休みなさい。」

「何かあったら、すぐにここにきなさい。」

「私が言えるのはここまで。」

「あとはあなたがどうしたいか。どうするかで決まるの。」

「あなたなら大丈夫だから。」

「はい。」

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