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しばらく風に当たっていると平次に「着いたで」と言われヘルメットを外し平次と一緒に新一の家に向かった
チャイムを鳴らせば直ぐに新一のお母さん「有希子」さんが出てきて私達を直ぐに部屋の中に入れてくれた
水華)あ、あの…なんでこんないそいそと私を家の中に…?
気になって聞くと「安室…じゃなかったわ、降谷さんから聞いたの、貴方がココ最近付きまといにあってるって今回の降谷さん失踪とは違うけど、少し前に大きい事件があるって話してたじゃない?それが今日なの」と軽くだが教えてくれた
有希子)付きまといを回避する為に平次くんにを呼んだの、バイクならすぐでしょ?
と笑って私が座っている前に紅茶を置いてくれた
水華)た、確かに…えっと、他の人たちは?
有希子)旦那は今仕事よ笑新一は事件で引っ張りだこよ
水華)そ、そっか…
有希子)説明はさっきした通りよ、陣平さん達は大きな組織に突入中だから、しばらく帰ってこないわ、前置きが長いから暫くかえってこないわ
水華)…分かりました
しばらく寂しくなるなぁ…なんて思いながら出された紅茶を少しずつ飲む
有希子)寂しくなるなーって?
水華)うにゃっ
有希子さんは私の前に座って頬杖を着いた
有希子さんは見透かしたような顔をして笑っていた
水華)よ、よくわかりましたねぇ笑
有希子)第2の子供みたいなもんだから分かるわよ笑
水華)さすがです…笑
凄いなぁなんて思いながら話を聞いていたら「今、凄い幸せなんでしょ?」と話され思わず表情が固まった
有希子さんはそんな些細な変化に気づき「何か一つ…幸せを握れてない?」と聞いてきた
1つ…私はひとつ所じゃない…幸せになるのが怖い…のかもしれない…
水華)…私、あの人達と体を重ねるのが怖いんです
思わず話してしまった、隣にいた平次くんは顔を真っ赤にして驚いていたが私の真剣な顔で直ぐに顔を元の色に戻した
有希子)体を…?相当な理由がないと嫌になるのはないわよね?
水華)新一から聞いてるかもしれません、わたしの母親のこと…
有希子)…そういう事ね
有希子さんは私の隣に座ってそっと肩を抱いて私の頭を撫でてくれた
水華)…私、あんな人の娘だから…子供が出来たら…って思うと…怖くて……ちがうって、おもっても…いっしょだって…おもって……こわくて…
涙がボロボロと溢れてひとりで苦しんでいたことを吐き出すと有希子さんは私に囁いた「ひとりで我慢することは良くないわよ」と優しく…
隣に座っていた平次は私に向かって「男ってのはな、女に頼られたいもんや特に好きな女から頼られたらすっごい頑張るに決まっとるやろ」と
平次)女はひとりで抱え込もうとするが男はそれを共有したがるで、特にアイツらならな
水華)…そうかも……しれないけど…
曖昧な回答、2人には少し噛みきれない回答だろう
有希子)水華ちゃん、頼るって悪くないわよ、特にそう言う話しにくい内容とかは特に真剣になってくれるわ
水華)…いきなり妊娠の話とかしたら優作さんどんな反応してました?
有希子)初めは月経が来ないってなって…ひとりで病院言ったら妊娠してて…サプライズで妊娠報告したら自分の部屋で大泣してたわ
水華)あ〜…(有り得る…)
有希子)旦那の血を引き継いでる新一なら心配は絶対するし他の人もそうよ
水華)…分かりました…今度…成人男性ズが仕事から帰ってきたら話してみます
有希子)よーし、そうとなったらまずは今日のお夕飯でも作ろうかしら!
水華)んぇ!?
有希子さんは私と平次をリビングにおいてキッチンに入って行った
水華)ど、どうしよぉ…
平次)まぁええやろ笑工藤のかぁちゃんこん子の荷物部屋に置いてくるな、どこ置けばええ?
有希子)あ〜…そうねぇ、ひとつ部屋が余ってるんだけど…色んな荷物が置いてあるのよねぇ…じゃあ、新ちゃんの部屋に置きましょ!
平次)あいよー
平次はハロの入ったゲージを持って新一の部屋に向かった
水華)そういえば…わんちゃん連れてきてよかったの?
有希子)いいのよ〜笑あんな可愛い子放置出来ないわ
「放置出来ない」そんな言葉で思い出した
餌も何も持ってきてないことに
水華)あ…あ、あぁ…(や、やばい…)
有希子)??どうしたの?
水華)は、ハロの…わんちゃんのもの何も持って来てない!
有希子)あらぁ、じゃあ平次くんに持ってきて貰いましょうか、今すぐ行けるかしら
水華)でも…結構な量ですよ…?
有希子)えーっと?まずはおトイレでしょ、その後にご飯とご飯入れ…ん〜持って来れるかしら…
有希子さんがしばらく考えた後「分かった!パパに持ってきてもらいましょう!多分近くにいるわ!」と大分投げやりな返事が返ってきた
水華)え、えーっと…
有希子)少し待っててね〜今すぐ連絡するわ!
有希子さんはスマホを取りだし優作さんに連絡した後「もうこれで大丈夫ね!」とニコニコ笑ってた
そして思った「家族ってのはこういう物なんだな…」と