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「……別の病院に移った?」
病院の受付で、あたしは間抜けな声を上げた。
「はい。早瀬巳影さんは、今朝転院されました」
「えっ、何でですか? もしかして、急に具合が悪くなったとか!?」
思わず身を乗り出して聞くと、事務の人は困ったような顔になってそわそわし始めた。
「あ、いえ、そのー……今、担当の者を呼んでまいりますので、そちらでお待ちください」
早口で言うと、逃げるように行ってしまう。
「ミカ、大丈夫かなあ……昨日帰るときは結構元気そうだったのに」
何となく落ち着かない気持ちになりながら、あたしは長椅子に腰掛けた。
待合室の壁にかかった時計は夕方の四時を指している。学校が終わってすぐにミカの様子を見に来たから、あたしは制服のままだった。*************************
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