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9 - 第8話 思い出

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2025年03月27日

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俺達odmnは、幼い頃は政府の管理する施設に住んでた。

皆親を亡くしてたから…

「さもくん!一緒に遊ぼ!」

「いいよ!」

俺は特にななっし〜と仲が良くて、よく一緒に遊んでた。

俺たちは政府の訓練校で優秀な成績を残して、政府特殊能力者部隊odmnの隊員になった。

皆と一緒ならどんな仕事も大丈夫だって思ってた。

それなのにさ…?

政府はさ…無能力者をまるでゴミみたいに扱ってるんだよ…?

小学生の時、無能力の子から言われた。

「能力持ってるだけで調子乗るなよ」

俺は足元が崩れ落ちるような感じがした。

差別されて、俺を妬んだから言ったことだと考えると、血の気が引いた。

それを思い出してからは、苦痛を押し殺すように仕事するようになった。

ずっとずっと、辛くて、皆といてもひとりぼっちな気がして

……………俺の心が折れるきっかけは、もしかしたらこれだったかもしれない。

「お前は強い能力持ってるんだからどんなことしてもいいだろ?」

別の特殊部隊の人から言われたこと。

あの時俺は仕事を押し付けられて、言い返したとき、俺は心身共に限界だった。

そんなとき、こうだ。俺はmmmrに勧誘された。

……………もう俺は、裏切り者として地の底まで堕ちていくしかない。

これで、いいんだ…


「………………………………ぁ」

俺は体を起こす。

報告書書いてて、寝落ちしちゃったのか…

今何時だろ…

……………あれ

俺はスマホを探す、けどどこにもない。

…どこかに置いてきちゃったのかな

激務、それに加えてmmmrへの内通。昨日は目まぐるしく忙しかった。

どこだっけな…

「さも、くん」

あれ、ななっし~

ななっし~がノックしないなんて珍しい。

「……………こ、れ…」

………………ぁ…ぁ…

俺はななっし~が俺に見せた物に、俺は全身の感覚がなくなった。

─────スマホの画面に写っていたのは、mmmr村民への連絡先

普通mmmrの連絡先なんて知ったらすぐ報告する。

それをせずに、黙ったままにしてる理由なんて一つしかない。

「──ぇ、ねぇ!さもくん!」

俺はななっし~の言葉を聞きたくなかった。

一番バレたくなかった、大切な…人に…

ぁ…ぁ…

「…ああああああ!!!!!!」

俺は何もかも絶望して、走り去った───

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