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残ったふたりは寝室には戻らず、まだのんびり過ごしていた。
みことはお酒のせいでぽやぽやとした表情で、すちの手をそっと握った。
「今日も楽しかったね…」と、みことはにこやかに囁く。
その声を聞いたすちは、じっと我慢していた理性を手放し、ゆっくりとみことをソファへ押し倒す。
深く熱い唇が重なり合い、みことの頬が淡く紅潮していく。
すちの指がみことの舌にそっと這い、その感触を楽しむかのようにみことは指を優しく舐め、時折甘噛みで応える。すちはその甘えた声を聞きながら、ゆっくりとみことの中に自分を埋めていく。
「感じすぎて我慢できなかったら、俺の指を噛んでいいから」と囁き、すちはみことの弱い部分を狙い、丁寧に責め始めた。
みことの体は快感に揺れ、甘い喘ぎ声が漏れる。
すちは優しく微笑みながら、小さな声で問いかける。
「どっちが好き?」
その言葉に合わせるように、絶妙に前立腺を擦り、次には奥深くまでしっかりと突き上げる。交互に攻められるたびに、みことの体は自然と震え、甘噛みしている唇の隙間から小さく喘ぎが漏れた。
みことは答えようと口を開くが、すちの指の刺激に言葉は出ず、ただ体を揺さぶられ、快感に身を委ねるばかりだった。
すちはためらいなく、容赦なく奥へ奥へと押し込み、ついに結腸の入口まで達した。みことはその瞬間、すちの指を強く噛みしめ、腰を激しく跳ねさせた。熱が全身から溢れ出し、彼の体を包み込む。
「やっぱりここが一番気持ちいいんだね」
すちは優しくも挑発的に囁きながら、深く挿入したまま、ぐぽぐぽと湿った音を響かせて結腸を丹念に責め続ける。
みことは強烈な刺激に耐えきれず、声にならない「んっ…あっ…んっ…」と甘く掠れた喘ぎ声を漏らし、すちの指を口から離した。体は震え、快感に溺れるように声を押し殺した。
すちはみことの唇をしっかりと塞ぎ、舌を絡ませながら甘く責め立てる。
「んっ…んあっ…!」
切なげに喘ぎ声を漏らし、唾液が混ざり合う口の中で必死にすちにしがみついた。
すちの指がゆっくりと結腸の奥へ入るたびに、「あっ…やっ…ああっ!」と高まる快感に耐えきれず、みことの身体は震え、腰が跳ねる。何度も果てる度に、「んっ…ああっ…!」と声にならない声を漏らし、涙が頬を伝う。
やがて、激しい快感に身体が熱く満たされていく。
「うっ…ひゃあっ…!」
切迫した喘ぎ声と共に、激しく潮を吹き出してしまう。すちはその様子を見逃さず、優しくも激しくみことを抱き締めながら、果てるまで責め続けた。
すちは全身ドロドロになったみことを、そっと優しくタオルで包み込んだ。ふんわりとしたタオルの温もりがみことの冷えた体にじんわりと染みわたり、すちの手は震えないようにそっと抱きしめるように支えた。
二人は隣接された露天風呂つきの銭湯へ向かい、みことを抱えたままゆっくりと階段を降りて湯船のある場所へ。みことの体はまだ少しぐったりしており、まどろんだように目を細めながらも、
「動けないや、ごめんね…」と小さく弱々しく囁いた。
すちはその声を聞くと、ふっと優しい笑みを浮かべながら、
「大丈夫だよ、気にしなくていい」と落ち着いた声で返す。
みことの背中を撫でる手に力を入れすぎないように注意しながら、そっと湯船に浸かっていく。外気の冷たさと温かい湯気が入り混じる中、二人の間にゆるやかな時間が流れた。
夜空を見上げると、星々がキラキラと瞬き、空全体がまるで絵画のように美しかった。みことはぼんやりとその星空を眺めながら、「綺麗…」と呟き、心がふわりとほどけていくのを感じた。
すちはそんなみことの横顔を見つめ、思わず唇を寄せる。みことはその温もりに安心し、すちに身を預けるようにそっと目を閉じた。寒い外気と温かい湯、そして無数の星の光が、ふたりの心を優しく包み込んでいた。