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「ルカ、あの御客さん大丈夫かな?なんか嫌な予感がするよ。」
確かに、私もそんな気がする。この魔法具師は長年やっているからね。
「ルカも魔法具師は長くやっているから分かるでしょ?」
「うん。なんとなく、だけどね 」
「ルカ、魔法具師何年やってたっけね?ええ~っと、180年?」
オイ。フィルよ、何を言っている。私は18歳だ。…なんてね。
さあて、透視水晶を準備するか。
棚の中の皿、皿、皿…?あれ?無い…。
「ルカ、皿はここ。前の御客さんの時に出しっぱだったんだよ。」
ならすぐに使えるかな。
皿に水を貯めて水晶を入れる。
御客さんが粘土を持って狼狽える姿が見えた。
「準備万端。」
水晶の中で御客さんは一歩を踏み出した。