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※オメガバースと家族パロ
えってぃはないです
切り身が話すだけ
kr side
俺の家族関係は世間一般の家族とは違った。
6人兄弟とかなりの大家族であるが、
それ以前に俺は一度も母親と父親の顔を見た覚えがない。
きんときと双子のスマイル、nakamuが生まれてからも、
だけど年が離れた兄貴のぶる兄とシャケ兄が親のように俺ら兄弟の世話をしてくれてた。
そのおかげで俺は高校生まで成長したのだが…。
kr「ねぇシャケ兄。」
shk「お、きりやん勉強お疲れ。どした?」
この年になっても親に会えないなんておかしい。
そう思い夜中、弟たちが眠りにつく中、起きていた緑色の兄貴に聞いてみることにした。
kr「聞いていいのかわかんないんだけどさ、俺たちのお母さんとお父さんって今どこにいるの?」
shk「…あぁ。言ってなかったな。」
shk「お前も高校生だし言っていいかもな。」
kr「えぇなになに?」
急に改まるじゃん…もしかして事故で亡くなっていたとか?
出張で帰れない、みたいな話ではなさそうだ。
shk「その前にさ、お前昔に性別が6種類あったこと知ってる?」
kr「…あぁ知ってるよ、授業でやってた」
kr「男と女からさらに枝分かれしてα、β、Ωがいたってやつでしょ?」
shk「さすが医者志望だなw」
kr「(照)…そんなこといいから」
俺が生れる前、第二の性別というものが法律で定められてたのは知ってるけど、
今は権利云々で廃止されたじゃん
それと親関係ある?
shk「w..ちゃんと関係あるからw」
shk「…実はお前らはな」
shk「俺が産んだんだよ」
kr「は?」
えっちょっと待って、
え??
shk「顔ヤバwてっきり今の話で気づいたと思ったのに」
今の…話
shk「まあ今は法律も社会も変わったから実際にいるなんてわからないよな」
shk「俺はΩでさ、broooockがαなんだよ」
kr「…そうなんだ」
知らなかった…たしかに2人は兄弟にしては距離感がバグってたけど
じゃあ
kr「シャケ兄がお母さんでぶる兄がお父さんってことなの?」
shk「…そうだな」
…まじか。
shk「…もしかして、嫌、だった…?」
…!!
kr「違っ!…そんなことないよ!」
kr「ただ…事故で死んじゃったのかと思ってたから。生きててよかったなって…(照)」
な~に言ってんだ俺~
shk「…ふっwはははwwww」
kr「ちょっ!笑うな!!」
shk「wなんてw優しい息子なんだろうww」
kr「イジんなーーー(# ゚Д゚)!!」
shk「ww…まぁ」
shk「俺も、お前らが元気に産まれて、生きててくれて嬉しいよ。」
kr「…!!っ」
いつの日にか聞いた、優しい声色と温かい眼差し
なぜか目元が潤んできた
kr「…ポロ」
shk「えぇ!?きりやん!?」
kr「グスッんもぅずるいってぇ…」
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