路地裏を出てから3人はずっと刺客を倒していた。(但し北朝鮮は何もしてない)
🇰🇵「2人とも強え……俺の出番がねえ。」
🇬🇧「なくて結構です。寄ってくる刺客は所詮人間の弱者ですし。」
🇨🇳「そいつら国だったらキタにも手伝ってもらてたヨ!」
🇰🇵「国じゃなくても手伝わせろー!!兵器出したいー!!」
🇬🇧「逆に手伝わせなくてよかったですね。」
するとイギリスの電話が鳴った。
🇬🇧「どうしました?フランス。………………了解しました。」
イギリスは電話中、目を見開いたがすぐに冷静になり、電話を切った。
🇬🇧「次男が見つかりました。」
🇨🇳「カナダのことか?」
🇬🇧「はい。早く向かいましょう。」
そう言う僅かに開いたイギリスの目は、焦りと怒りが混じっていた。
-一番倉庫-
🇮🇹「お母さーん!イタリィが戻ったよー!」
イタリアは倉庫のドアを盛大に開けた。
ヴェネ「おかえりなさい我が子。……あら、客人?」
???「半分正解だ。」
台車には日本とカナダが眠っている。
お母さんと呼ばれた国は、息子が知らない国に薙刀を突きつけられているにも関わらず冷静に話している。
🇫🇷「えっ……カナダくん!?」
ヴェネ「あら、知り合いもいたの?」
🇫🇷「あの子……彼の子供。」
また、倉庫のドアが勢いよく開いた。
🇬🇧「カナダ!!!!!」
イギリスたちだ。
🇰🇵「兄ちゃん何してんの!?!?」
🇰🇷「あ、きぃちゃん〜」
北朝鮮は韓国のやってることに驚いている。
それはそう。
だって普段のらりくらりとした兄がほんのりと殺意を纏って知らない国に薙刀を構えているもの。
🇬🇧「……ちょっと落ち着きましょうか。」(サーベルを構えながら)
🇨🇳「アンタが落ち着け」
まだ名乗ってないイタリアの父はこれまでの経緯をイギリスに話した。
🇬🇧「なるほどなるほど……イタリアさん。ここから東北に……」
イギリスは東北に指を指すと目をかっぴらき、次の瞬間イタリアに怒鳴った。
🇬🇧「ここから東北に役場があるから私にぶっ殺される前提で死亡届書いて来いッ!!!!!!!!!!」
🇮🇹「死ぬの!?僕死ぬの!?」
???「落ち着けイギリス。」
🇬🇧「ハァァァァァァァ……(ため息)まだいたんですか?イタリア王国さん。」
イタ王「ずっといるぞ。それより大袈裟だ。こいつはまだお前の子供に手を出してない。」
🇬🇧「“まだ”ですって?あなたの子供だって怪我してるじゃないですか?」
イタ王「うちのガキは大丈夫だ。なんせイタリアは戦闘能力を受け継いでない身だからな…」
イタリアの切り傷は既になくなっている。
🇬🇧「……イタリアさん。この場にうちの長男がいなかったことに(だけ)感謝なさい。」
するとカナダは身じろぎをし、起きた。
日本も起きた。
🇯🇵「あれ……ここは……」
🇨🇦「あ、おとーさん!」
🇬🇧「カナダ!大丈夫ですか、怪我はありませんか?」
🇨🇦「……?ないよ!」
カナダは無邪気に笑った。流石は子供。状況が把握してないから肝が据わってる。
🇯🇵「この人が、カナダくんの、お父さん…………え???」
🇬🇧「さて……アメリカに合流したことを…………」
日本が混乱してるのをよそにイギリスは電話をかけた。
しかし…………
🇬🇧「………………は?」
イギリスはもう一度電話をかけた。
🇨🇳「どうしたよ?」
🇬🇧「……出ない。」
🇯🇵「……え?」
🇬🇧「長男が、電話に出ない。」
その頃ある場所で、とある国の足元には、力無く横たわるアメリカがいた……
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