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「 お兄さん と 僕 」

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「 お兄さん と 僕 」

2 - #2.「 安心 」

♥

158

2025年05月24日

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「 お兄さん と 僕 」


もとぱ



若井side


「 お風呂ありがとうございました… 」


「 ん~ 、晩御飯何がいい?」


「 ぇぁ、なんでもいいです … 」


というか何が何だかわかんないしね、笑全然食べさせてもらってなかったからな…

何が美味しいのか…?笑


「 ん ~ 、じゃ、僕のおすすめ!!トマトパスタね~ !♪ 」


「 ぁ、ぇ、は、はいっ …? 」


テンション高いなお兄さん。そんなにトマトパスタ…?が好きなのかな。パスタは知ってるけど味わかんないな…

美味しいならなんでもいいけどね、そこら辺の草とかでも別に良かったけどさ、


「 ん、あと30分くらいで来るからね、笑

… 若井 、趣味とかある ? 」


「 しゅ、み … 学校の自己紹介では お花集めって言ってました 、けど … 」


お花というなの草集めだけどね。美味しい草探してたとしか言いようが無い。


「 花 ? ふ~ん … 、なんの花が好きなの? 」


「 ぇ、ぁ ~ … わ、わかんないです、 草探してたんで 、 」


「 んふ、笑 若井らし~ 、笑

じゃ、30分 で趣味探そーよ、 ね? 」


「 … まぁ 、 」


お兄さんは僕の趣味、好きなことを探してくれるらしい。

好きなこと、考えたこともなかったな。好きな教科もなかったし…というか教科書破られてなかったから勉強出来なかったんだもんな…


「 …ギターとかは? これ 、 」


「 ぎたー、? 」


ギター、というものを持たされた。そういえば数少ないお友達が好きって言ってたっけ…?

まぁそのお友達も今は敵になっちゃったんだけど、笑


「 ここ抑えて … ここジャーンってしてみて? 」


「 は、はいっ … 」


教えられるのは苦手。出来なかった時に怒られて殴られるから。

俺は冷や汗を書きながらお兄さんが言ったことをしてみると、ジャーンっと綺麗な音が鳴った。


「 わ、すごい、っ … すごいです お兄さん …、 」


「 んふ 、若井才能あんね、 次は ~~ … 」


ご飯がくるまでの30分、俺はギターの弾き方をお兄さんに教えて貰っていた。



「 若井~ 、ご飯来たよ 、 」


「 は、はいっ … 」


いい匂いがする、これがトマトパスタ…?


「 ん、どーぞ、 」


「 ぃ、いただきます … ! 」


お箸の持ち方は一応わかる。お母さんにお箸を持てないことを何度も指摘されて叩かれたから、必死に覚えた。


「 お箸の持ち方綺麗だね 、将来モテそ~、いいな、 」


お箸の持ち方綺麗で顔整ってるし絶対モテるよ~、とヘラヘラして言ってくるお兄さん。俺なんかがモテるわけないです、と言うと自己肯定感低すぎるでしょーっと頬を膨らませた。相変わらず子供みたい。


「 んむ、おいひぃ …っ」


「 でしょっ?笑 トマトパスタは世界一美味しい食べ物なんだよね 、♪ 」

 

「 そうなんれすね、っ … 」


もぐもぐと口の中に詰めて頬張っていると、此方を見ては愛おしそうに俺を見つめるお兄さん。

なんか、安心する。



#2.「 安心 」 



ベットシーン書きたい…((

若井さん可愛井


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