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番外編
もーりーside
愁斗を聖哉の家に置いてからの話
(もーりー)….これから何して生きていこう..
ネカフェで過ごすしかないんだけどね
そうだ俺が居なくても心配ないように
ふみとの問題は片付けとかないと..
明日の朝..ふみの家行こう
朝は..聞こえるようになってるはずだから
朝
ネカフェを出てふみの家に向かった
まだ学校には行ってないはず、
ふみの家の前
(もーりー)..はぁ
インターホンを押して反応を待つ
ため息を吐く
愁斗..大丈夫かな..
なんて自分から突き放しといて何言ってんのって話なんだけど
ガチャ..
(史記)..朝からなに…..
(もーりー)話したいことがあるんだけど
(史記)….中入って
(もーりー)..うん
史記の家
(もーりー)1人暮らしだったっけ?
(史記)親はどっちも出張、
(もーりー)あーね..
(史記)で、話ってなに?
(もーりー)…..、
(もーりー)愁斗の事なんだけど..
(史記)…
(史記)..昨日、証拠はフェイクだったってことを知ったんだよね
(もーりー)..おそっ…..
(史記)..ほんとにごめん謝ろうとしてたんだけど言えなくて
(史記)皆に全部嘘だったって..今日言うよ
(もーりー)俺じゃなくて愁斗に….
(もーりー)愁斗..に?
(史記)..うん、分かった
(史記)え、だ、大丈夫?..
(もーりー)俺はもう愁斗のそばに居れないから 愁斗のことふみが支えてあげてくれない?…泣
(史記)っえ、どういうこと?..
(もーりー)それだけ..お願い..泣
(史記)説明してくれないと分かんないって、
(もーりー)..朝からごめん、ありがと、泣
(史記)ねぇ!…何があったの..?
(もーりー)…..
(史記)おい、!
次は..ケビンのところ行こう
ケビンなら愁斗を任せられる
そういやもう学校行ってるかもな
スマホは充電ないし..連絡しようと思ったけど無理だ..
会えるかな..
ケビンの家の前
(もーりー)あ、ケビン!
(ケビン)え?!笑なんでいんの?!笑
(もーりー)話したくて..笑
(ケビン)歩きながらでいいなら聞くけど..
(もーりー)ありがと
ケビンに俺の状態と愁斗のことを話した
(ケビン)..ほんとにそれでいいならいいけど….
(ケビン)別れるってどっちにとっても1番苦しいことじゃないの?
(もーりー)それは..
(ケビン)今から戻れないってこともないんじゃない?
(もーりー)..戻るならちゃんと耳治してからにしようかなって思ってる
(ケビン)耳..治るの?
(もーりー)ずっと放置してたから可能性は低いって言われたけど..
(もーりー)金もないしまず金貯めないとなんだよね
(ケビン)愁斗と居ながらでも稼ごうと思えば稼げるんじゃないの?
(もーりー)愁斗にいろいろ無理させると思うから愁斗とは一緒に居れない
(ケビン)愁斗はそれでもいいから一緒に居たいと思ってるんじゃない?
(もーりー)俺は..それでよくないから
(ケビン)ちゃんと話し合った方が..
(もーりー)……
(ケビン)..とりあえず俺の家居といていいからさ、
(もーりー)いや..
(ケビン)帰れる家ないんでしょ?
(もーりー)ごめん耳治ったらすぐ出ていくから
(ケビン)うん、笑
1ヵ月後
診察室
(もーりー)..俺の耳って…治りますか?
(医者)補聴器をしたら1mの言葉なら聞き取れるようになりますよ
(もーりー)..なるほど…お金は..
(医者)だいたい両耳で15万円ぐらいですね
(もーりー)分かりました、
(もーりー)..考えておきます
(医者)はい、
15万ぐらいなら貯金にある
でもこれで治らなかったら..
そういうことは考えないでおこう
1ヶ月後
朝も昼も夜も関係なく
何も聞こえなくなってしまった
(ケビン)〜〜?
ケビンが何か言っているけどなにも分からない
音は聞こえるのに..
流石に病院行かないとね
(もーりー)病院連れてってくれない..?
(ケビン)…!
ケビンは何も言わずに病院に連れていってくれた
周りの音が雑音にしか聞こえない
先生とは文字で会話をした
お金は後払いでいいから補聴器を作ろうという提案をされた
このままだと生活ができないから補聴器を作ることにした
1週間後補聴器が完成した
補聴器を使うことで夜でも言葉が分かるようになった
(ケビン)..聞こえる?
(もーりー)..うん、
(ケビン)愁斗に会いに行こう、
(もーりー)….
迷いがあった
あんな別れ方をしたのに愁斗に会っていいのかとか..
それに愁斗に嫌われてるんじゃ..
(ケビン)..愁斗はまだ探してると思うよ
(もーりー)..そう..かな
(ケビン)うん、
2ヶ月後
病院の屋上
まだ勇気が出せずにいた
ケビンのコンサートが行われた時、愁斗と会ったらしい
まだ..俺の居場所を探してるって
あんなことしたのに..なんで
(??)危ないですよ!!
振り返るとそこには..愁斗がいて
でも愁斗は俺のことを忘れていた
涙が溢れそうになり、急いで屋上を出てしまった
今すぐにでも愁斗を抱きしめたかった
そんなこと..許されるわけがないのに
屋上を出た時勇馬とすれ違って
1階の待合室では聖哉と会った
それからは話の通り
愁斗と元の生活を暮らせている