『腐れ縁』の続きと言うか、同じ世界線と言うか。
そちらを見てからの方が楽しめるかと思います!!知らんけど!!!(まだ内容書く前)
書き終わりました
記憶違いの紫と、添い寝してあげる黄の話。
それを偶然見ちゃった青の話。
main 紫 黄
sub 青 (水)
登場 all
腐向けの意図はありません。作中でのハグやらなんやらは全て友愛です。恋愛的な意味ではありません。
腐発言、腐を思わせる様なコメントはお控え下さい。
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sm side
高校生活が始まって早々、あいつ…きりやんと寮は同室だし、クラスも一緒で席も隣。
新手の嫌がらせか?と思った1日も終わりかけ。
午後は寮で生活する上で、室長やらなんやらを決めた。
室長はNakamu、意外と真面目らしいが今のところそうは見えない。室長の役割は寮生活…主に休日で食事だの何だの仕切ったりするそう。
保険担当がきんときときりやん。毎朝体温測ったり、具合悪かったら寮の保険室に連れてったりする役割。
時間管理がシャークん。就寝時間、起床時間、食事・風呂の時間…とか。本人曰く「数日すれば馴染むだろうからどーせやること無くなる」だと。
俺とBroooockが他のサポート役みたいな感じになった。
ぶっちゃけ時間管理は1ヶ月間しか無い。その後は俺らと同じくサポートに回る。
なんか色々あって疲れた。
因みに部屋番号は117号室。
現在部屋に居るのはNakamuときんとき。
nk「ねぇスマイル〜」
今日の事を思い返しながら何度も読み返している本を読んでいれば、ふと声をかけられた。
sm「ん、どした?」
nk「スマイルってなんであんなにきりやんと仲悪いの?」
kn「俺も気になってた。」
ぶっちゃけ仲は…悪いわ。
まぁ俺らはお前ら2人みたいにズッ友じゃなくて腐れ縁になっただけ。昔から一緒に居ると離れようにも離れられないんだよな。
sm「ただの腐れ縁だから気にすんな、過去になんかあった訳じゃない」
いやあったけどね?今日初対面の奴に「親が遊び半分で作って捨てられて、孤児院で一緒に育ちました」なんて言うバカは居ない。少なくとも俺は違う。
nk「じゃあ2人はいつから一緒に居たの?」
kn「あといつから仲悪くなった?w」
1歳から…とは言えん。彼奴がなんて言うか知らんが適当に誤魔化しとけ←
sm「小学校からかな。言い争ったりするようになったのは高学年くらいから?」
kn「へぇ〜…俺らも小学校からの付き合いなんだよね」
nk「そうそう」
道理で仲がいい訳だ、俺らとは違ってね。
sm「関わり始めはどんな感じだったの?」
kn「Nakamuが「はじめまして!俺Nakamu!よろしく!」って…w」
nk「そんなんだったっけw」
sm「相変わらずのコミュ力だな…」
??「お前にはそんなコミュ力無かったなw」
sm「あ?…いつ帰ってきたんだよお前ら」
kr「丁度今だよ。何の話してたの?」
後ろを見ればどっか散歩してたらしい3人が帰って来ていた。帰って早々罵倒しやがって。そんなんだから子供のままなんだぞ。
kr「高校生は子供だろ」
おっと…心の声が漏れていたようだ。
br「ちょっと〜w。すぐそんなギスギスしないでよねw」
sh「ほんと喧嘩っ早いなお前ら…w」
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kr side
nk「さて、就寝時間な訳ですが…」
nk「ベッドどうする?」
時間は飛んで夜。
1年過ごす寮だからか、ご丁寧に寝室とリビングで別れていた。
ドアを開けたら6つ並んでいる敷布団。見た目は結構ふかふかしてて寝心地良さそう。
nk「俺きんときと隣がいい!!」
kn「はいはい分かってるよw」
sh「俺端でいい?」
br「じゃあ僕その隣〜」
↓現在決まった配置
✕ ✕ kn nk br sh
いや…え?まだそこ2組が隣は分かるけどさ。なんで俺とスマイル隣にするの??わざと??
っておい、もう寝そべってんじゃねぇか…。
隣確定で草。
kr「…どっちがいいとかある?」
sm「…無い、好きな方選べば…?」
kr「眠そうな声してんなぁ…w」
sm「ねむい…」
なんか懐かし。いやぁ…幼少期はいつも隣で寝てたんだけどね。今は話違うよね。
kr「じゃあ俺端でいい?」
sm「ん…わぁった」
kn「スマイル声やばw」
br「寝よ〜」
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消灯
ん〜…なんか寝れねぇなぁ。
なんて思いながらも目を瞑って壁向きに寝返りを打った。
やっぱ今日は慣れないことしたからかな〜。
それにスマイルと会うなんて思わなかったし、同室の奴ら少し変わってて尾も白いし。
そんな事考えてたら、不意に後ろからがさ、と布団の擦れる音と共に抱きつかれる感覚が。
ん???
え、だれ??
と思ったが、誰も立った気配はしなかったし、初対面の奴に抱きつく程頭は湧いてない…と思う。
…それらを除いても、抱きついて来る奴は1人しか居ない。
sm「……きぃや、」
…だよな。あの夢を見た時のスマイルくらいしか居ない。
kr「ん、どーしたの、スマイル。」
他の奴らに聞こえない様に小声で、出来るだけ優しい声色で話しかける。
sm「また、あの夢見た…」
kr「……そっかぁ…」
「あの夢」とは、8歳くらいの時から、スマイルが偶に見ていた夢。
「親みたいな人に、なぐられたり、けられたり、わる口言われたりするの、おや、知らないのに…」
当時のスマイルが言っていたこと。
彼は俺もスマイルも、ずっと小さな頃から孤児院に居たと思ってるみたいだけど、本当は俺だけ。
スマイルは親から虐待されていたそう。親が信号無視してトラックに轢かれ亡くなって、4歳程で孤児院に引き取られた。
まぁ「望まれない子」だったのは間違っていないのだが。
だからスマイルの夢は恐らく実話。
でも彼の記憶には無い。
高校生だってのに、変わんねぇな此奴は。
振り返って、彼を俺の布団に招く。すれば少し気恥しそうに入って来た。軽く背中を撫でてやれば俺の胸に顔を埋めて、声を押し殺して泣いている様だった。
kr「変わんないね、君」
sm「…うっさい」
いつもなら「お前も悪い意味で変わってない」とか言ってくるだろう彼が珍しく否定も反論もして来なかった。
まぁ俺が孤児院の時にそれで1回放ったからだろうけど、w
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sm side
またあの夢を見た。
親らしき人物に暴言を吐かれ、暴力を振られている幼少期の自分と、見ているだけの俺。
「お前なんて産まれなければ良かったのに」
「なんで産まれてきたんだ」
勝手に産んだのはそっちでしょ、なんて実体の無い俺じゃ言えなくて。
ただ好き勝手されている俺を見てるだけ。何も干渉は出来ない。
それでいつも「お前なんて使えない穀潰しだ、消えてしまえ」って言われるのを見て目が覚める。
まだ3,4歳であろう目の前の自分に、何が出来ると言うのか。
今の自分には刺さる言葉だが。
孤児院の時慰めてくれた彼に、無意識に縋ってしまう俺は本当に何も変わっていない。
ぎゅ、と布団越しに抱きついて名前を呼べばまだ起きていた様で。ふと我に返って、戻ろうとした所で布団に招かれた。大人しく布団に入れば当時みたいに優しく背中を撫でられて、耐え切れなくなって泣いた顔を見られたく無くて彼から顔を隠す様に抱きついた。
そしてお互い、そのまま眠ってしまった。
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kn side
kn「ん…ん、」
目が覚めて時計を見れば、まだ起床時間より1時間ほど早く起きてしまった様だ。
2度寝しようにも眠気が無かった。ごろ、っと右に寝返ればスマイルが寝ていたはずの布団は誰も居ない。
あいつ早起きなのかなぁ…
なんて思い、その奥にいるきりやんの様子を見れば壁側を向いて寝ている。
…あれ?彼奴って金髪だったよな…なんで髪が茶色いんだ…
よくよく見れば、その正体はスマイルらしかった。
左を見てもNakamu、Broooock、シャークんはまだ寝ている。
んー?なぜスマイルがきりやんの布団に居る?
ならきりやんは何処にいる??
少し体を起こして見れば、奥に見える金髪。
なんだ、一緒に寝てんじゃんw
昨日の不仲具合は何処に行ったのやら、お互いに向き合って、2人して穏やかな表情で仲良く添い寝しているのが視界に入る。
軽口は叩く物の、本当に信頼し合ってんだね、なんて微笑ましい様な光景は見ないふりをして布団の中に逆戻りした。
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ちょっっっっっっっと頭に過ぎっただけなんです、添い寝する整地組が!!!
不仲から仲良く寝てたら更に可愛くね?って思っちゃっただけなんです!!!!
コメント
11件
やっばぁーい口角が宇宙旅行に(;゜゜)
最後すっげぇ口角上がった…なんでだろ
未投稿 3 未完成 5 未投稿のうち1つはこの話の後に書いたやつだから良いとして、先に完結した話から投稿しろよ。 そもそも完結してない話あるのに新しいの書いてんじゃねぇよ。 バカなの???