〈何にも覚えてない…です〉
【うんうん…そっかあ…じゃあ何から思い出せるようにすれば良いのか…】
俺はおらふくんのために思考を巡らせる。そして、思い出、あそことか…と思い付く。
【じゃあこっち来て!】
連れて行ったのは、一面の花畑。俺は君を撮った昔の写真も、きちんと写ルンですから現像してきた。
【ほら、これが君だよ】
〈ほんとだ…〉
【へっへーん!現像してきたんだから‼︎】
〈ドヤることではない…ような〉
【ええ〜?w】
この時間。君が俺を覚えていなくても、楽しいな。でも、思い出してくれるのが、1番嬉しいんだけどね。
貴方が連れて行ってくれたのは、一面に広がる美しい花畑。写真まで見せてくれた。
でも、何も、出てこない。記憶の引き出しが固く閉じられたように。
だけど、微かに、昔の自分の笑っている姿が蘇ってきた。
貴方の事、必ず思い出します。
そう心の中で誓った。
ぼんおら、産まれて初めて書くわ…
コメント
1件
へっへーんかわええ