【ある貴族】
美しいバラにはトゲがある。
でも、そのトゲを取って綺麗にしてあげれば
バラは輝く。
それは人間と同じじゃないかね?
僕は、思うんだ。人間も心を綺麗にすれば
いつか美しくなれる。
見た目が美しくなくとも、人間は見た目を美しくすることができる。
見た目が美しくとも美しくなくとも
心のトゲを取ればバラのようにな れる。
僕は、そのトゲを取ったバラだよ。
トゲはまた生えてくる。
そのトゲを少しずつ除去していくんだ。
自分の見た目ではなく心を愛すんだ。
僕はそうして自分と戦ってきた。
西側との戦争がもう時期始まる。
震えが止まらないよ…
西側は勇者を召喚したらしいぞ…
なんだと?我らと戦争するためにか?
そんな…
ならば我らも!!!
会議室は荒れた。
静まれ!
陛下の大きな声が部屋中に響き渡った。
僕は驚いた。
私は、東側の教皇に言った。
違う世界の者を呼び戦争の道具とする行為は
断固として禁じると。
だが教皇がそれを自ら破った!ならば我らも
勇者を召喚する!
この王の言葉により戦争が勃発。
最初に勇者を召喚していた西側が
戦闘に有利に立ち東側はどんどん押されていった。勇者を遅れて召喚した東側は、勇者に少しのことしか教えず戦闘に参加させていたこともあり
召喚これで52回目となる。
西側の領土は首都周辺まで押されていて
王は焦り始めており貴族たちは酒を飲んで
宴をしていた。はぁ?と思った。
どうやら貴族たちはもう勝てないからいいや。
と戦争を放り出したらしい。
残った貴族は僕だけ。3流の貴族の僕。
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