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あの夏が飽和する_。

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あの夏が飽和する_。

1 - あの夏が飽和する。

2026年02月23日

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あの夏が飽和する。


曲パロ


長め


赤 桃



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



俺は 虐められていた


でも

もう嫌になって、


限界が近づいてきて、


虐めっ子の肩を突き飛ばした


赤「ぇ…ッ」


俺は誤って殺してしまった。


打ちどころが悪かったらしい。





唯一仲の良かった 桃 に事情を話した


赤「俺さ、昨日人を殺したんだ 」

仲がいいからって人はすぐ裏切る。


手は震えていた。


怖かった。


赤「ごめんッ、信じられないよね」


こんなに近い人が人殺しとか嫌だと思ったから


関係ない人にこんな話をして申し訳なかった。


赤「…どこか遠いところで死んでくるよ 」


そんな俺に君は言ったんだ。


桃「…それじゃあ俺も連れってて?」


桃もどこか嬉しそうで、悲しそうで


でも、俺も桃の家庭環境のことは知っている。


赤「じゃあ今日の夜決行ね、!」


桃「おう、!」



財布を持って

ナイフを持って

携帯ゲームもカバンに詰めて


要らない物は壊していく


あの写真も

あの日記も


赤「今となっちゃもういらない、よね」


どうせ、死ぬんだから。


俺は怖いより楽しみが勝った。


そのくらい辛かったのだろう


桃「行くぞー」


赤「うん、!」



“ 人殺し” と “ ダメ人間” の君と俺の旅だ



そして俺たちは逃げ出した。


この狭い狭いこの世界から


家族もクラスの奴らも全部捨てて


君と二人で


赤「遠い遠い場所で、二人で死のう、?」


桃「もともとそのつもりだから、」




桃「そもそも、この世界に価値など無い」


赤「…、」


桃「てか、まだ引きずってんの?」


桃「人殺しなんてそこら中

湧いているじゃんか、」


赤「そう、だよね、」


桃「赤は何も悪くねぇよ、」





結局俺達は誰にも愛されたこと無かった。


そんな嫌な共通点で俺たちは簡単に

信じ合ってきた。


君の手を握った時には

もう手の震えは無くなっていた。


赤「…、」


誰にも縛られないよう路線の隅を歩いた




桃「行くぞッ、」


赤「うん、」


金を盗んで


二人で逃げて


どこでも行ける気がしたんだ。


今更怖いものなんてなかったよ。


額の汗も、落ちたメガネも今になってはもう

どうでもいいさ。




あぶれ者の小さな逃避行の旅だ。





いつか夢見た優しくて

誰にも好かれる主人公なら



汚くなった俺たちを見捨てずにちゃんと救ってくれたのかな。


赤「、…ほんと俺たちって報い無いね。 」

桃「そう、だな」


そんな夢なら捨てたよ


だって、現実を見ろよ


“シアワセ”



赤「助けてとか楽しいとか嬉しいとか

そんなの言ったことないな〜、」


桃「…、」


4文字なんて無かった。


今の俺たちの人生で分かるでしょ?


自分は何も、悪くないよ


赤「大丈夫、…大丈夫、」


誰もきっと思ってる。






あてもなく彷徨う蝉の群れに


水も無くなり揺れだす視界に


赤「はぁッ、ふっ、」


迫り狂う鬼たちの怒号に


桃「やばい、な…」


馬鹿みたいにはしゃぎあい


ふと君はナイフを取った


桃「…ッ」


赤「桃、くん、?」


桃「赤が居たからここまでこれたんだ」


桃 「ありがとう、!!!」


桃「だからもういいよ、もういいよ、!」


桃「死ぬのは俺だけでいいんだよ、!」


赤「桃くんッ、」


桃「赤だけはどうか幸せに生きてな?」


赤「ダメだよ、!」


赤「桃くん、!、!!」






そして君は首を切った。


まるで何かの映画のワンシーンだった。


赤「なん、でッ、…泣」


白昼夢を見ている気がした。


赤「二人で死のうって、言ったじゃん、…泣」


気付けば俺は捕まって。


赤「やめてッ、ください!!!」


)「暴れんな!!!」


赤「桃くんッ、…!!」


君がどこにも見つから無くて



君だけがどこにもいなくて、




そして夏は過ぎてった。


ただ暑い暑い日が過ぎてった。


母「赤~友達来たよ~」


赤「分かった~、 !」


家族もクラスの奴らもいるのに何故か君だけは

どこにも居ない。


赤「友、達、」


赤「桃くん、、。」


あの夏の日を思い出す。





赤「アイドル活動、ね」



俺は今も今でも歌ってる


君をずっと探しているんだ。

君に言いたい事があるんだ。





9月の終わりにくしゃみして



6月の匂いを繰り返す。


赤「懐かしいな~。」


君の笑顔は、


君の無邪気さは







桃「何があっても俺が助けるからなッ!!ニコ」






頭の中を飽和している .



赤「もういいよ」


赤「投げ出してしまおう?」






赤「そう言って欲しかったのだろう、?

なぁ、?」












これが、君と俺の夏の日の記憶だ。





𝑒𝑛𝑑

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