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タボちょん、捏造有り
ちょんまげのシャンプーの香りが鼻をくすぐった。
そういえば昨日ちょんまげが俺の家に泊まったんだっけとぼんやり考えながら、重い瞼を持ち上げる。まだ朝日が登り始めた頃。
昨日はキング達との飲み会が終わった後、ちょんまげは当たり前のようにここへ来て当たり前のように過ごした。
ちょんまげが飲み帰りにここへ寄ることは既に習慣化しつつあり、キング達も大して気にも留めない。
「今日ちょんまげが泊まるから」と言わなくてもキングは分かっているからか、気を遣っていつもカンタローや貧ちゃんを誘って飲み直しに行っている。
以前、ちょんまげが「明日は用事があるから」と家に来なかった際は「ちょんまげと喧嘩したのか」と本気で心配されたりもした。
二人で帰宅したら風呂に入ってのんびり過ごして、そして一緒に一つの布団で寝る。恋人同士が一つ屋根の下に泊まるとなれば、当然そういう行為にも及ぶわけで。
いつも行為はターボーのベッドで行われているわけだが、今日も今日とてシーツはベトベトに汚れている。
深夜に深々と交わった行為を思い出せばどうしようもないことなのだが、どちらともいえない粘液で濡れたシーツの染みに触れると、ちょんまげの乱れっぷりが思い出されて顔がにやけてしまう。
真っ赤な顔で涙をこぼし、否定をしながらも己を求め与えれば子供のようにすがりつく様は、ターボーだけが見れる特権だ。
グーと伸びをして再び布団に潜った。
ちょんまげはターボーの胸板に顔をうずめ幸せそうに寝ている。寝顔はかわいいお姫様なのだが、目が覚めるなりツンデレな猫変身するので騙されてはいけない。
「ちょんまげ~…」
そうは言ってもやはり可愛いもので、ターボーはちょんまげの柔らかな頬にグニグニとすりよる。
白い肌は卵のようにツルンとしていて、同じ人間の肌とは思えない。
ちょっとだけちょんまげが身じろぎしたが、起きる気配はなくまた静かに寝息をたてはじめた。
「…お前、可愛いな」
ギュ、と抱きしめるとお互いの肌が密着する。昨日の行為が終わってそのまま寝たから二人とももちろん裸。絡む足がなんだかいやらしい。
ちょんまげを見れば頬がほんのりと赤くなっていた。夢の中でも自分に抱きしめられているのか、と思うと嬉しくなりますます力をこめて抱き締める。
額にキスをするとピクリと反応した。手ぐしで髪をとき指に絡ませ弄ぶ。
「……ん…」
小さく鳴いたちょんまげに気分を良くして、今度は唇を重ねる。
軽くついばむように触れ、舌で舐めあげ下唇を食む。その度にちょんまげは反応し体を小刻みに震わせていた。
「ちょんまげ…」
耳元で甘く囁くと、ちょんまげは手をキュと手を丸くした。
行為中にちょんまげが声を出すまいと耐える時にする仕草だ。特に一つに繋がって動いている時なんかは、ターボーの背中でそれをする。つまり爪をたてる。
なのでターボーの背中は引っ掻き傷だらけ。赤く細い線が幾本も通り、湯に浸かった時などはピリピリと軽く染みるが、その度にちょんまげの愛が感じられて幸せだ。
しかしそこでふと思う。
「…ちょんまげ、もしかして起きてる?」