テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
愛してます
好き
すき
すきだよ
結婚して
愛してる
そんな甘ったるい言葉を受け取る度
喉が渇く。
ー昔から、いつもお腹が空いていた気がする。
水道水を飲んで、潤して。
埋めて。
ある日帰ってきたお母さんは
お金を置いてまた何処かへ向かって
部屋は空っぽ。
ーある時気がついた。
悲しい。寂しい。
そう呟くだけで、群がる人は沢山居て
悲しい気持ちを埋めるだけで、たくさんお財布も温まる。
ー同時に、周りは真っ暗になるけれど。
ねぇ、お母さん。
私まだ高校生”だった”んだよ。
ねぇお母さん。
みんな、みんな…暖かいお家に帰っていたのに
私が知ってるのは他人の温もりだけなんだよ。
湿っていて気持ちの悪い________
変に冷めてるんだ
“目的”の無い付き合いは出来ないの。
気持ち悪いの
明日もきっと知らない布団にくるまって
明後日はきっと知らない車に乗る。
ーご飯も、寝るところも
満たされているけれど
あの日望んだ物は何だったんだろう。
“これ”とは違う温もりだったのに
結局、模した温もりしか知らないんだ、ずっと。
ーーーーー
P活のお話。
したことないから想像で書くだけになってしまってまふが
コメント
5件
え、これお気に。 書き方というか、言葉選びがうめどす🫰🏻
うん……書き方めっちゃ好き。上手すぎるよマジで なんか…ちょっと悲しい感じがする…。