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⚠️注意⚠️
・芥川成り代わり
・夢主が割とうるさい
・芥川愛され
・夢主愛され
・原作改変
・作者の好みをふんだんに取り入れたら出来てしまったもの
以上の事が大丈夫の方は、下へお進みください!
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トラックに轢かれて、目が覚めたらそこは異世界でした────。なんて、よく言うけれど。
寝て起きたら異世界でした、なんて、どんな状況だよ…………。
皆さんどうもおはようございます。辻原美香でございます。
昨日大好きな大好きなお布団に入って寝た筈なんですけどね??あれおかしいな、ボロボロの街並みが見えるぞ???
というか、もはや廃れすぎて本当に街か?ってレベル。これはマズイ。もしかしてテレポートしたか私???
そもそもここどこだよ!!!!!!!!!私が何をしたって言うんだ!!!!!!!
『やあ』
「えぁ、コンニチハ……」
知らん人に挨拶をされたから一応返しておいたが、ナチュラルに脳内に話し掛けてこないで貰えるかな。情けない声が出たんだけど。
気が付くと辺りは一面真っ白になっていた。そしてその空間の中心に誰かがいる。直感で分かる。さっき話し掛けてきた人だ!!!!
『やあやあ、ごめんねえ。驚かせちゃって』
「ウワッ」
振り向いた謎の人はとんでもないイケメンだった。緩くウェーブした色素の薄い髪にこれまた薄い水色の瞳。…なるほど、儚げ美人系か。
イケメン過ぎて変な声出た。でもやっぱり私とは違う声だから違和感が凄いな。
『僕は所謂カミサマってやつだよ。ここの案内人をやってるんだ。よろしくね』
「……いやいやいやいや!!!!!「よろしくおねがいします~」ってなるわけ無いじゃないですか!!」
『え~?でもここに来た人皆そう言ってくれるんだけどな~』
「え!?!?!?これ私がおかしいの!?!?うっそだろおいなんでやねんまじで……」
『取り敢えず君は手違いでここに連れてこられてしまった哀れな子なので、転生の権利を与えます』
「さらっと重要なことを言われた……。手違いなんかい……。そして転生できるんかい……」
お、待てよ………?転生だって??え、よくある「転生したら最強になっちゃった☆」みたいなやつ出来る……って、コト!?
「転生って、好きな世界とか選べる感じですかね?」
『あーー…』
何だその微妙な返事。渋い顔の『カミサマ』が口を開くのを待つ。…何だか嫌な予感がするなあ!!!
『もう、世界決まっちゃってるんだよね……』
うーん!!!!終わった!!!!!!これで某巨人駆逐漫画とか、某探偵漫画とか引いたら終わるなこれ!!!!
『あ、大丈夫大丈夫。そんな物騒な所じゃないから。えっとね、「文スト」って漫画なんだけど………』
しれっと心を読まないで欲しい……。
「え!!!!!!!ホントですか!?!?!?いや、待てよ………?あそこもあそこで物騒では??」
文豪ストレイドッグス。略して文スト。
私が大大大…×∞好きな漫画。異能力という不思議な力で戦うバトル漫画(……っていう括りであっているのかな?)である。最推しは芥川龍之介。だって!!!!!あんな、あんな健気で努力家で可愛い子さあ!!!好きになっちゃうじゃんか!!!!!もう!!!!!!
『もう決定事項だから変えることはできないんだけど、その代わり、異能力を持ってるよ!』
「わーいやったーーカミサマ大好きーー」
『えーーっとね~「羅生門」って言うんだけど…』
ピシリ、と固まる。え、だってそれは芥川君の異能力で……。そうしたら同じ異能力が二人いることになってしまうじゃないか!
『嗚呼、そこは大丈夫!』
明るくカミサマが言う。だからさらっと心を読まないで欲しいな。うん。
『君が「芥川龍之介」の体に転生するんだから!』
「え、」
「ええ~~~~~っっっっ!?!?!?!?」