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オリ曲 諦めない、輝きたいから！！
西日に照らされた音楽室、影が長く伸びていた
譜面台の上、何度も消しゴムで消した跡が痛い
指が震えて、出したい音が空気に溶けて逃げてく
「私だけ置いて行かれてる・・・？」
窓の外、部活帰りの笑い声が遠くで響くたび
胸の奥がギュッと締め付けられ、視界が歪む
頑張っても頑張っても、正解が分からない
音はずれたまま、心もバラバラに溶けてゆく
「もう向いてないのかも・・」と弱音が口に出る
真っ黒に汚れた楽譜は頑張った証なのに
今はただ、重く自分を縛っている
楽譜を置いて行ってやめたほうがらくかな？
暗くなった廊下で1人、立ち止まって震えていた
だけどふと思い出したんだ
始めて楽器に触ったあの笑顔
初めて音楽になったあの瞬間
初めてアンサンブルをした楽しさ
「まだ、まだ・・輝くんだ！特別になるんだ！諦めるな！」心の奥で誰かが叫んでいる
悔しく泣いた涙は、輝くもと
私はまだ、自分の音を好きでいたい・・！
せーのっ！(掛け声)
せーのっ！で合わせた最高の音
震える指先 見つめて
突き抜ける青空の向こうまで
諦めたくない私だけの音があるから！
輝きたいんだ、特別になりたいんだ！この一瞬に全部をぶつけて
私たちのアンサンブルを、いま、世界に吹き鳴らせ！！！！！
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