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うわあああワタルくん12時間走り込みすごすぎる😂🔥 ビターさんたちが「人間じゃない」って疑うのもわかるよ…!でもニンジン嫌い克服してるところとか、真面目に訓練頑張る姿にキュンときた💕 次回も楽しみにしてるよ〜!
AM6:00
今日は早めに起きると、「とあること」をしようと思いついた。
僕と同じく、あの日に謎のブラックホールに吸い込まれて散り散りになった行方不明の九人の仕事仲間。その人たちの捜索だ。
捜索といっても、警察など他の民間組織には関わらせる気は一ミリもないので、今日もガラケーのラインの返信を見る。
「ついていない・・・」
この世界に来てから四日が経った。でも、相変わらず仕事仲間とは連絡が取れないし、仕事に行く手段さえも八方塞がりと来た。
どうすれば良いんだ。
そもそも、謎のブラックホールの正体は何だろう?見当もつかない。
「ワタル、朝ごはんできたよ」
ビターさんに呼ばれて、僕は一階へと向かう。今日も、美味しい朝ごはんが僕を待ってる。
「・・・うう」
視界の真ん中にいるのは、焼かれたニンジン。僕の嫌いな野菜の中でも、五位に君臨している。正直、食いたくない。
「うう〜、あむっ!!」
でも、アルカラムの皆さんが作ってくれた朝食、残すわけにはいかない。
「・・・ワタル。貴方、野菜苦手なの?」
あっバレた。
「でも、ちゃんと食べてる。えらい」
そういって、頭を撫でるビターさんに思わず笑みがこぼれる。
「これも全部、蝶子さんのおかげですよ」
「蝶子さん?誰だい」
カカオさんが不思議そうな顔で聞いてきた。
「僕と同じように、別の世界に飛ばされてしまった仕事仲間ですよ」
「ああ、前言っていたね」
「あの人が僕のニンジン嫌いを治してくれたんです。確か、キャロットケーキで」
ちらっと時計を確認すると、7:15。
「急げ、訓練に遅れるにゃ!!」
「・・・訓練?」
「ええ、お母さんがいつもつけてくれる厳しい訓練よ。ワタルもやる?」
えっマジで!?あのYouTubeでやってたばかキツイ訓練ですか?
「やります」
「「本当に!?」」
AM8:00
「じゃあ、訓練の時間よ。今日は、ワタルもやるから。私はワタルの訓練につくから、お前たちはいつも通りのコースをやっていなさい。サボったら、承知しないからね」
そう言って、アルカラム兄弟は森の中へと姿を消して行った。
僕には、どんな訓練が待ち構えているのだろう。・・・なんか怖くなってきた。
「ワタルの訓練は・・・走り込みよ」
「えっ、それだけ?」
「そうよ、何か文句でもあるの?因みに、アルカラム邸を限界まで走ってもらうから」
「あの、休憩は・・・」
「無しよ」
「ですよね〜」
そう言って、走っている。僕は普通の人よりかはちょっとだけ体力がある、それだけだからすぐリタイアしてしまいそう。一時間持ったら良い方かもしれない・・・。
にしても、走ることなんてほとんどないから自分の体力なんて知らなかったな。
いや、体力を伸ばす方法はいくらでも知っているけれど。あ〜、休みたい。疲れた。
PM20:00
「ねえ、シュガー。ワタルは?」
「そういえば、見ていないわね」
もう寝る時間なのに。久しぶりに、ガーナとカカオが遊びにきているのに。ガーナなんて「今日、ワタルくんと真剣衰弱するんだ」って自慢げに言っていたのに。
もしかして、カカオの部屋にいるのかしら?
「ねえ、カカオ。ワタルどこにいるか知ってる?」
「晩御飯の時も見ていないし、どこにいるのかい?こっちが知りたいよ。ねえ、ガーナ?」
「お兄ちゃん、ワタルくんは見てないにゃ」
その時、アルカラム邸のドアが開いた。
「っ誰よ?」
「・・・あの〜僕ですよ?」
「「!?」」
「今まで、どこに行っていたのよ!?」
「まさか、誘拐?」
「寂しかったにゃ!!」
「ワタル、ドッキリにしてもやりすぎじゃ」
わどぴーʚ🌶 ɞ
5,158
ミユキアルカラム
282
ローラ📽️
92
「僕、ずっと外にいましたよ?」
「「!?」」
「意味不明、なんで?」
「え、だって。シュガーさんが言っていましたよ?限界まで、アルカラム邸の周り走っていなさい。走り込みが訓練よ、って」
「それで走っていたの、ワタル」
「あっ、シュガーさん」
「今日はもう、休みなさい」
そのままベッドにスライディングして、寝た。もう、熟睡。それはもう、熟睡。翌日の一二時まで起きなかったらしい。
「ねえ、シュクレ。ワタルの体力を測るために、走り込みをさせたのよ」
「結果はどのくらい?一般人は三時間くらいは持って欲しいけれど」
「〜時間」
「えっなんて?」
「一二時間よ」
「・・・はぁ!?」
「ワタルは、一二時間休憩もなしに走ったのよ。私も驚いたのよ。正直言うと、背筋が凍るほどよ」
「ねえ、シュガー。その子、人間?」
ゾッとした。もし人間ではないのなら、人間ではないものが子供たちに近づいていたのなら・・・。
少し、いやかなり怖かった。