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6 - 愛しているから、やったんです。(続科学 shp×em)

♥

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2025年06月03日

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この小説は一切ご本人様に関係ありません。


続科学


shp×em



⚠病み表現、微ネタバレ含、捏造含⚠

















わんく



















e「……、、」



部屋に足を踏み入れたと同時に、私は足を止めた。扉を開ける前から漂っていた臭いが、さらに強くなった。鉄臭さが自分の鼻を小突く。



s「…あ、おかえりなさいっす。ボス」



部屋の真ん中に佇む彼は、平然とした様子で私に声を掛けた。私はその声でハッと我に返り、辺りを見回した。部屋中血に塗れて、鉄の臭いが酷くこびり付いていた。



e「…ぉ、あ……ぇ、、?しょ…ぴ…、」



s「、なんすか?ボス。」



いつもの様子で問い掛ける彼に、私は背筋に悪寒が走る。部屋に紛れる程の返り血を浴びて、彼は身体をこちらに向けていたからだ。



e「…っ、は……ぃ、や……、、」



そして私は彼の足元に目線を落として、薄っすらと目に涙を溜める。無意識に息が上がっていき、表情も歪んでいった。そんな私の様子を見て、彼も自分の足音に目線を向ける。



s「…ああ、コレっすか?」



毅然とした態度で、彼はそう言う。そして彼の足元にある物体を、また血に塗れた革靴で突く。そんな様子を見て、私は硬直していた体をゆっくりと動かしながら呟く。



e「ッ、は…ぁ゙……っ、、な、んで…っ」



s「…んー、勝手に入って来やがったんで。」



なんの躊躇いもなく、いつもの調子で彼は答える。そしてそんな彼の返答に、私はまた硬直する。カランッ、と金属製の音が響く。



s「…きッたね、あ〜…疲れた。」



e「…な、ぃ…ふ……、、」



ナイフが彼の手から落ちて、床に転がる。そしてナイフの近くに居た物体に目を向ける。その物体は、



e「っぞ、む……さ…ッ」



武器商人時代、私の護衛をしてくれたゾムさんだった。そして私は毅然とする彼を差し置いて、ゾムさんに近付こうと走り出す。するとそれを阻止するかのように、部下であるショッピが私に抱き着いてくる。



e「ッぃ゙やだっ、ぞっ、ゾムッ!!ぞむさん゙ッ!!いゃだ…っ、ぞむ゙ッ!!!」



s「…やっぱり知ってたんじゃないんすか…っ 」



e「ゃ゙あだ…ッ、ぞむ…っゾムさん゙…ッぉ、起きてっ…やだ…、ぞ、む゙…ッ」



彼の発言を耳を貸さず、一心不乱にゾムに近付こうとする。だがそれを阻止して、彼が私に向かって声を荒げた。



s「やッぱり雇ってたんじゃないっすかッ!!嘘付きッ!!!」



e「っ、ひ……、、」



ゾムさんに伸ばす手を下ろして、何の反応も見せないゾムさんを見て涙を流す。そして全身の力が抜けていき、膝から崩れ落ちた。



e「ぁ…あ……、そん、な……ぞ…む、さ…」



s「…俺だけって言ったのに…、俺が初めてッ言ったクセに゙ッ!!」



脱力した私に向かって、ショッピは声を荒げる。眉間に皺を寄せて、怒りの表情を浮かべる彼。その後ろに居るのは、護衛の…恋仲でもあったゾムさん。生前の姿とは打って違って、変わり果てた姿で彼は息絶えていた。



e「…ぃ゙、や……いや…ぞむ、さん…、、」



s「っ…ボス、ねぇボスッ!!」



呼び掛けながら私の両肩を強く掴む彼。そんな彼には目も合わせず、後方でうつ伏せになって倒れているゾムさんに視線を送る。何度も刺された様な跡が、背中に幾つもついていた。



s「…っ…ボス、好きです。こんなヤツよりも、俺の方が…」



e「…どうして…、、こん、な…」



掠れた声でそう問い掛ければ、彼は歪ませていた表情を緩ませて返答する。眉尻を落として、今まで見たことのない表情を浮かべて彼は発言する。



s「…ボスのことが、好きやから。愛してますから、…やったんすよ。」



e「…ぅ、そ……、、ひど…ぃ゙…」



ポツリと呟くようにして、私は彼に向かって言う。するとそんな発言に対して、彼は目を見開いて問い掛ける。



s「酷い?なんで…何が?俺は愛してるからやったのに…、」



e「ッ本当に愛しているな゙らッ、想い人が悲しむ様なことはしない゙ッ!!!」



初めて彼に声を荒げれば、彼は少しの間を置いて私に向かって呟く。不服そうな表情を浮かべて、私を見詰めながら発言する。



s「…でももう、死んでますし。上塗りしちゃえば、こっちのもんでしょ。」



e「ッ…ぅ゙、ぁ゙あ゙あ…〜〜っっ!!」



私は声をあげて涙を流せば、抵抗する間もなく彼が私を包み込む。鉄臭さが漂う部屋の中で、一体の遺体と二人の成人男性が留まっていた。

そしてしゃくりをあげて泣き続ける私に、ショッピは優しく接吻をする。私は抵抗もせず、されるがままになっていた。



s「…ボス、愛してます。」



e「っ…わたしは…、君が嫌いだ…ッ。」



s「…それでも、俺は愛してますから。」

















終わり。

息抜きだからあまり期待しないで下さい…。最近また持病の特殊性癖の種類が増えまして…、どうしたものか。


では、次の投稿でお会いしましょう。

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