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「ふんふーん…」

実はちょっと憧れてたんだよね、教師〜。

潜入できて内心ちょっと嬉しいっていうか…なんかねー。まぁ、まぁまぁ危険な仕事かもなんだけど。

「はーい、みなさん授業はじめますよーっ!」

「あれ?誰…ですか?」

「君たちの担任がちょっと体調崩しちゃってねー。私はその代わり。涼風ひらりっていいます!」

「あぁ…」

まぁ担任の先生ほんとはピンピンしてて家で寝坊させてるんだけど。

それは言わないお約束〜♪ってね。

「ん?」

スマホが鳴った。電話だ。

「ごめんね君たち、ちょっと…」

相手は岸だ。何かあったんだろう。私も行かなきゃかな…

「はいはーい、なんでしょう?」

『私と彩がイポクリジーアの奴と会った。戦う。2人だ。肝心のビスメルとか言うやつは校内のどこかにいるらしい。背が高い男だ。じゃあよろしく』

「了解」

これは授業どころじゃないねぇ…うん。

「ごめん君たち、しばらく自習しててね!」

「え?」

みんなちょっと混乱してるっぽいけど、ごめん!

私の本業は教師じゃないのさ!!


「はぁっ…こんなところで派手にやらないでくれないかな?」

「まだやってないわよ〜?」

岸は、イポクリジーア魔法科教官…木葉と戦っていた。一方、彩はケーさんと…

「私たちの友情はどこへ行ったわけ!?あんまり燃やさないでくれる?火事なんて起こったら誰が責任取るのよ!!」

「え?俺がですけど」

「素晴らしい。でも火事になる前に火種を無くそうねっ!!」

彩が珍しく正論をぶっ放す。

けれど、確かに高校が火事になった、それも屋根の上で乱闘していた奴らのせいと知られれば、とんでもないことになるだろう。

「教官大丈夫かな…あ、彩さんって何科の教官なんですか?」

ケーさんが訪ねる。それに彩は近づいて…

「ゆ・う・わ・く科❤︎」

「え?」

「もらった!!」

えーいっ!!、と彩がケーさんに踵落としを喰らわす。見事な足捌きである。

「ばーか。敵のことぐらいちゃんと知っておきなさいよ」

ケーさん、完敗。


「あー…めんどくさいっ…!そんなに堂々と魔法使って怪しまれでもしたらどうする気?」

「そのときわね〜…どうしよっか」

「ちゃんと考えなさいよーっ!!」

ここでもまたまた正論を。

一方、ひらりはビスメルを探し、校内を走り回っていたのだった。

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