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42日目
きっともう誰かが日記に書いてると思うけど奏が入院したの!栄養失調で!!!
なのに病院は教えてくれないし色んな所探しても居なかったし……何でなの!!
…こんなの、おかしい
……こうなったら片っ端から行くしかない…!
絵名
『って事で穂波ちゃん!何か知らない!?』
「ごめんね突然…!でも、奏が心配で……」
「…教えて欲しいんだ、」
「え、えっと………」
(どうしよう…宵崎さんには言わないで、って言われてるけど……でも、言った方がいいのかな…)
「…もしかして、何か知ってるの?」
「えっ!?……あ、え、えっと…その………」
『お願い穂波ちゃん!!少しでも良いから教えて欲しくて。』
「……宵崎さんには、言わないでって言われてるんですけど………宵崎さんには秘密にしてくださいね」
『ありがとう穂波ちゃん…!』
ーーー
『奏!!』
「え、…………っ、皆!?何で…!」
「何でって……そりゃあ心配だから来たんだよ!!奏が倒れたって聞いて…!」
「…片っ端から奏が入院してる病院を探したの。」
「…………そっか、ごめん…。」
「…でも、私は曲を作り続けるから。絶対、絶対に…まふゆを、皆を……救える曲を。」
『で、でも……今は少し休まないとでしょ?
栄養失調にもなっちゃったし…』
「…」
「と言うか奏、入院してからちゃんとご飯食べてる?」
「え、あ………食欲が無くて食べてないよ、」
「食べてる時間があるなら曲を作った方が良いかなって…。」
「ダメ。ちゃんと食べて、少しだけでも良いから…」
「……それは、分かってるけど…」
「でも…」
『だーめ!ちゃんと食べて!…ほら、1口だけでも……』
「…、、分かった、どうせ入院してたら曲は作れないし…早く退院する為にも、食べるよ… 」
「うんうん!少しずつで良いからさ!」
「……奏が退院したら毎日私が家に行く。」
「え!?そんな、大丈夫だよ…望月さんが週に1回は来てくれるし」
「ダメ。奏はちゃんと食べないと思うから。」
「う……そ、そんな事…無いよ……?」
「…」
「わ、わかった……」
『うん、その方が安心かも』
「まふゆが来てくれれば心配要らないもんね!」
「そう、だね…」
(………曲、曲を作らないとなのに…
……こんな所で諦めちゃダメだ。どうにか、此処から早く出ないと…出ないと…!そうしないと、きっと……)
(……誰も救えない。)