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ピッ………ピッ………ピッ……
類「司くんっ…司くん…!」
司「すまん…類…俺はもう…助からん…」
類「…っそんなこと言わないでくれッ!今医者が手を尽くしてくれている!だからっ…諦めないでくれ…」
司「…………。」ピーーーーーーーッ
類「…司くん…?」
類said
僕の名前は神代類、演出家として世界を飛び回っている。専門はワンダーランズ×ショウタイムの演出だ。
僕は一年前、大切な人を失った。ずっと一緒にいようと約束した。
彼は病気持ちだった。何度も病院に通った。先生も助かるだろうと言っていた。
でも、容体が急変した…そしてーーーー
類「今日が司くんの命日か…」
?「この役立たず!しっかり動け!この機械人形がぁっ!!」
?「はい、申し訳ございません。」
類「…ん?」
そこには人間が蹴って無理やり働かせている光景だった。
まあ、蹴られている側は人間ではないのだけれど…
類「また、いつもの光景か…」
この世界は、『アンドロイド』と人間が一緒に生活している。アンドロイドは人間のただの奴隷として扱われる。人間の言うことだけ聞いてればいい…そういう風潮がこの世界にはあった。
類「早く、家に帰って演出を考えなければ…」
そう思い帰ろうとした時、ある店に目が止まった。
類「…アンドロイドの販売店?」
この時代はアンドロイドは普通に店に売られている。
類「…入ってみようかな」
正直興味はなかった。でも、ある想いが僕を動かした。
あの子に会いたい…そんなちっぽけな想いを胸に…
店員「いらっしゃいませ。どうぞごゆっくり」
類「こんなにたくさんの種類が…」
類「…?!」
僕はある一体のアンドロイドの前で立ち止まった。
類「嘘…だろう?」
なぜならそのアンドロイドは、
ーー彼によく似た姿を、 していたから。ーー