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お客さん
🦖「やっぱうますぎ、」
最近行き始めたカフェは人柄も良くて、料理も美味い。しかも安い。
そして、圧倒的な美女がいる。
🍪「628円ですね。お預かりします」
あの人はのあさん。名札に書いてあるだけだから苗字は分からない。
🦖「そろそろ出るかな、」
そう思い、席を立ち会計へと向かう。
🦖「これ、お願いします」
🍪「はい、502円です」
🦖「カードで」
🍪「ありがとうございます 」
🍪「またお越しください」
にこっ、と笑う彼女にドキッ、とする。
カフェに来たらあの人のことを目で追うし、多分これが恋だ。
🦖「美味しかったです!ありがとうございました!」
🍪「ありがとうございます、!」
ぱっ、と雰囲気が明るくなる。自家製のケーキが褒められるのが嬉しいんだろうな。
顔がいいから全部することが可愛い。
🍪「いらっしゃいませ」
あれかれ大分経って、のあさんとは名前を教え合うほどに仲良くなった。
🦖「チーズケーキと、コーラ一つください!」
🍪「了解しました。お好きなお席へどうぞ」
ニコっ、と俺に笑いかけてくれるこの人がやっぱ俺は好きだ。
そんな変なことを思いながらいつもの窓側の席へと向かう。
🍪「、、お待たせしました。チーズケーキとコーラですね」
🦖「ぁ、ありがとうございます、、!!」
最近、この店も混み始めた。そんなだけど。
そのためかそそくさと厨房へと帰っていった。
🦖「まじ美味すぎな、笑」
一言静かに呟くと、遠くで大きな音がした。
🦖「、、は、??」
見るとそこには水が掛かってびちょびちょの、のあさんがいた。
mob「おっそいんだけど」
🍪「、、申し訳ございません、」
mob「んなこと言ってねぇではやく持ってこいよ!!」
❄️「のあさんっ、、!」
❄️「大変申し訳ございません」
❄️「現在、人が足りなく、お客様を待たしてしまうことがある、ということで」
mob「しらねーよ。お客様は神様だろ?」
なるほど。面倒ごとに絡まれたようだ。
なぜか、気づいた頃には歩きだしていた。
🍪「っ、少々お待ちください、」
🦖「お客様は神様って言うけど」
のあさんの前に立ち、男の前で喋る。
🦖「別にルール守れない人は神様でもなんでもないですよ」
チラッとのあさんの方を見るとびっくりしている。
mob「はぁ゛、!?誰だよお前!」
🦖「客なんで、神様です 」
🦖「だから、神様の言うこと聞いてくれません?」
🍪「じゃぱぱさ、」
mob「だる、もういいわこんな店」
🦖「それはないだろ」
🦖「謝れよ、迷惑かけてるんだ」
mob「チッ、もーしわけございませんでしたー」
mob「これでい?」
ふざけた様に謝る男。これでいいわけないだろ。
🦖「ダメに決まって、!」
🍪「じゃぱぱさん、もう大丈夫、です、」
俺の服の裾を掴んで俺を止める。
🍪「ありがとうございました、」
こんな人にでものあさんはしっかり挨拶して、好きな人、だからじゃない。人間として尊敬する。
🦖「るな、さん、?タオルってありますか、? 」
❄️「ぁあ、はいっ!!持ってきます、!!」
🦖「だ、大丈夫ですか、? 」
🍪「ありがとうございます、色々と、、」
❄️「のあさん、!」
タオルを持ってきてのあさんに渡す。
🍪「ありがとう」
🍪「ふー、怖いですねー」
🦖「っ、、//」
なぜかタオルで顔拭く彼女がえろく感じて。
❄️「、、のあさんはあげませんよー?笑」
そのことに気づいたるなさんが馬鹿なことを言う。
🦖「ちょっ、馬鹿!!しー!!」
🍪「貰ってくれるんですか、、?笑」
🍪「ま、じょーだn」
🦖「、、貰ってあげますよ?笑全然」
もういいかな。
そう感じた時、プツン、と糸が切れた様な感覚になった。
🦖「俺と、付き合ってくれませんか」
🍪「っ、、ぇ、???」
🍪「っ〜〜〜〜!!」
🍪「時と場所考えてください〜!!!」
🦖「、、ぁ」
そうだ。ここはカフェで、のあさんはびしょびしょ。
今って最悪のタイミングなんじゃないか?
🦖「まじで忘れてた、、」
🍪「、、ま、私はそういうとこに惚れたんですけどね〜」
軽々と言うのあさん。惚れたってことは俺のことが、!?
🍪「ちゃんとしたとき、またやってください」
🦖「、、了解しました、、!!!」
❄️「、、2人の世界入ってますね、これ」