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1 - 俺のせいで家族は変わった

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2022年07月30日

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今回、病み病み系です

竜胆病んでます。

可愛そう。

勝手に家族構成し、母親は死んだことにし父親はクズです。

では𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭







「愛されたかった」


幼い頃、母は父のDVにより精神的苦痛で自殺、その成果父の怒りの当てどころは特に俺だった。

母がいた頃は、愛されていた。ちゃんと、褒めてくれるし些細なことでも頭を撫でたりしてくれた。それは、兄貴もだった。兄貴も、母と同様とても優しかった父を除き。

父はそんな俺を憎いのか、母が死んだ途端俺に目をつけた。殴られるのは、日常茶飯事。本当に機嫌が悪い時は物を使い殴る、そして根性焼きや首絞め、ましては骨を折られたことも。

それでも、俺は父を愛した。この事件があるまでは。


それは俺がいつも通り、学校から帰宅し家に帰った頃。


「……ただいま」


いつも帰ってきたら、父の罵声とともに俺は殴られるのが怖く玄関を開ける時はビクビクしていた。けど、今回は違った。俺がただいまと言っても、罵声はないと言うか、父の姿がなかったのだ。


「おと、うさん…?」


俺は、震えた声で父を呼ぶ。だが、来ない。

すると、洗面所から兄貴の声が聞こた。


「竜胆、帰ってきたんだね。おかえり」


兄貴はいつも通りの声のトーンで俺をお迎えしてくれた。だが、俺は違和感を覚えた。兄貴は、何かをやらかしてると。


「え、ぁ、うんただいま兄貴。

……ねぇ、お父さんは?」


俺は父の事を兄貴に言うと、顔を不機嫌そうにしけど何故か嬉しそうに俺に言った。


死んだよ♡


その時の兄貴の表情は怖かった。父よりも。

兄貴は犯罪に手を染めた。染めたのに関わらず、顔は笑顔のまま俺に伝えてきた。


「こ、殺したって?!なんで…」


俺は何故、父を庇ってんだろう。散々殴ってきたやつじゃないか。ましては、父は俺を人間とは思わないで父専用のサンドバックとして扱ってきた最悪な人だ。


「竜胆の為だけど」


そう言う兄貴は更に怖かった。


俺は兄貴を怖がった。兄貴は、俺の為なら人を殺す。まさに、1人の人に全てを尽くす。

本当は喜んだ方がいいのだろうか、だが実際は父は列記とした父なのだ

父と母が出会わなければ、俺たち灰谷兄弟は産まれてこなかった。だから、俺は父にありがとう。と伝え泣くべきなのか。

だが、今ここで父の味方をしたら兄貴に殺されると悟った自分がいて怖くなった。


けど、兄貴がこうなったのも全部俺のせいだよな……


その途端、俺は今まで以上に怖くなり呼吸も荒くなった。俺が産まれてきたからこそ、家族は変わってしまった。そして、兄貴は犯罪に手を染めた。


はぁっはぁはぁはぁ


俺の荒い呼吸は部屋全体に染み渡る。

呼吸が早い。胸が痛い。死にたい。生きたくない。ごめんなさい。俺は何度もそう言葉で叫んだ。


「ぅ”あ”“ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんな…さ、ぃ”」


涙は止まらなかった。死にたい欲も消えなかった。口から零れるのは、ごめんなさい。これは全て、家族に対しての。申し訳なさと、俺が全てを変えてしまったこと。本当に、俺はこの世にいていいのか。


俺って愛されてるの?





私が書く病み系は需要あるのか

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