元貴 side …
「…じゃあ行ってくる」
「行ってらっしゃい…!」
午前8時頃。若井がコートをはおり、出掛けに行った。これも女だ。全部知ってるよ。
俺はすぐにリビングに戻り、昨日の夜考えた計画の続きを考える。できれば今日実行したい。俺はスマホのメモアプリに計画を書きながら、必死に頭を回転させる。どうしたら、若井を俺の下につかせる?体格差も激しい。考えろ、考えろ。すると、不意にいい考えが頭をよぎった。
「…薬だ」
媚薬、睡眠薬、この2つがほしい。睡眠薬は近くのドラッグストアで買えるが、媚薬の入手は難しい。買えるとしたらネット通販。だがネット通販だと今日中に来ることは難しいだろう。そう思っていると、先週の記憶を思い出した。先週、若井が俺に『試させて』と媚薬を使ってきたのを思い出した。今日、若井が女のところに行く時持って行っていなければこの家にあるはず。俺は若井の部屋を満遍なく探す。だが、数十分若井の部屋を探したが媚薬らしき物はなかった。その後も、家中を探し回ったが無さそうだ。俺と1回使って、その後ほかの女と使っても媚薬を切らすことはないだろう。となると、今媚薬は若井の手元にあるという答えが明確になる。
そうなると次の問題が頭に浮かぶ。どうやって若井の手元にある媚薬を盗み取れる?だがこの問題はすぐに解決した。昨日の若井の言葉だ。
『普通さ、恋人が帰ってきたら荷物とか受け取らない?笑』
そうだ。若井の荷物を受け取り、片付けている時に盗めばいい。こんなにも簡単に答えを出せてしまうとは、自分でも想像つかなかった。
そう思うと、若井ってバカなんだな笑
徐々に計画が完成へと近づいてゆく。今頃若井は何も知らずに、真昼間から女と体を重ねているのだろうか。帰ってきて驚く若井の顔を想像すると、口角が上がっていくのが分かった。そして、最後にはその顔は絶望へと変わってくれたらいいな。
「…ただいま」
「おかえり」
22時。若井が帰ってきた。昼間から遊びに行ったため、若井が帰ってくるのは早かった。さぁ、計画が実行へと変わり始めた。
「荷物貸して。部屋に片付けてくるよ。」
「ん」
若井は俺の手にコートとカバンを渡した。1つ目の計画が成功する。若井がそのままリビングへ行ったのを見て、俺は若井の部屋へ行く。
若井の部屋へ行き、俺はコートをハンガーにかけ片付ける。そして、若井のカバンを開ける。中を探すと、お目当ての媚薬が入っていた。まだ中身は少しある。俺は心の中でガッツポーズをした。俺は媚薬を自分のポケットの中に入れ、リビングへと戻る。
リビングに戻ると、テレビもつけっぱなしで若井がスマホを見ていた。いつも通り。何も変わっていない。俺はそんな若井に声をかける。
「今日の昼間さ、若井が買ったコーヒー届いてたけど飲む?」
「あー…飲む」
若井が全ていい反応をしてくれる。バカで助かるよ。俺はキッチンの方へ行き、コーヒーを入れる。そして、ポケットに入れておいた媚薬を取り出す。どのぐらいの量入れようかな。…全部入れたら面白そう。俺は勢いよく残りの媚薬を全て若井のコーヒーの中に入れた。まぁ言っても、残り少しだったし大丈夫でしょ。大丈夫じゃなくてもどうでもいいけどね。俺はコーヒーを持ち、若井の方へと向かう。
「はい、どうぞ」
「ん、ありがと」
若井はすぐに媚薬入りのコーヒーを飲んだ。これで2つ目の計画は完全に成功した。
「…甘めなんだ。」
「紙袋に”大人な甘さ”って書いてあったよ!」
そんなわけないじゃん。甘いのは全部媚薬のせい。若井はそんなことも知らずに、一気にコーヒーを飲み干した。あとは時間に任せればいい。
「ッ…//元貴、この部屋なんか暑くね?///」
明らかに若井の様子が変わり始めた。媚薬が効き始めたのだ。俺は暖房付けてないよ?と言ってみると若井は、少し不自然そうな顔をしていた。あとは、”もう1つ”の効き目が出るのを待つだけだ。そんなことを思っていると、若井がふらっと横に倒れる。もう1つの効き目が見えた。それは、睡眠薬だ。効き目の強いものを買ってきて正解だった。入れたのは1錠。30分間若井は起きないだろう。俺は若井が完全に眠ったのを確認して、次の計画へと準備を進めた。
あと数話で完結ですね…あっという間だ…
ちなみに今新しいお話を考えております!!
ボツ作にならなそうでホッとしております笑
もしかしたら長編になるかも…🫣
まぁいつボツ作へと変化するか分かりませんがね笑
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