この作品はいかがでしたか?
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…… A棟(トントン視点)……
トントン(グルッペンを護衛せな…!)
トントン(~っ…ガチで、何でエミさんに牢屋見張らせとんねん!)
トントン(……あとであの3人は説教や💢)
~総統室~
ガチャッ…!
トントン「…無事か!?」
グルッペン総統「ああ、問題ない。」
グルッペン総統「敵は?」
トントン「逃走者はおそらく7人」
トントン「ゾム・シャオ・エミが今日街で捕まえて来た奴ららしい」
グルッペン「ほう…?」
グルッペン「何故脱走されたんだゾ? しっかり牢に閉じ込めたんだろう? 」
トントン「それは…」
コンコン…
グル・トン「!!」
トントン「グルッペン!」(小声)
…グルッペンがトントンの後ろに隠れる。
ジジッ……(インカムが鳴る)
「番号、Z-2番ロボロ、総統室前待機中、応答願う。」
ピピコンッ!(インカムを点ける)
トントン「了解、そのまま5歩下がり、待機しておけ」(インカム)
トントン「…ドア開けてくる。」
グルッペン「了解した。」
[ ロボロ合流!]
( 監視カメラの映像を確認し、敵を認識した!)
グル・トン「…っ!コイツらは!」
ロボロ「せや、コイツらはwrwrd国反乱軍の暗殺組織やないか疑っとった奴らや!」
トントン「コイツらはとにかく逃げ足が速いからな、捕まえるのは至難の技やで…」
ロボロ「ショッピくん曰く、暗殺者協会の者の可能性が高いって言うとったで」
グルッペン「成る程、それなら脱走されてもおかしくはない、が……」
グルッペン「………トントン」
グルッペンは何か勘づいた様子で俺を見た。
グルッペン「脱走された理由はなんだ?」
トントン「……今回脱走された理由は、おそらく、いや、間違いなくエーミールが牢屋番してたからやと思う。」
グルッペン総統「エミさんが?…… 1人で、か…?」
俺はコクりと頷く。
グルッペン総統「……そうか」
グル・トン・ロボ「…………。」
トントン(アイツはどこか隙があるからな、牢屋の中にいるとはいえ、コイツら相手だとヘマをしてもおかしくない。)
グルッペン総統「……とりあえず話は後でしっかり聞こう」
トントン「ああ」
トントン「まずは、逃走犯を捕まえてからや!」
ガタガタガタッ……
グル・トン・ロボ「!?」
トントン「上から音がする!」
トントン「グルッペンは俺らの後ろで隠れとけ!」
ガタッ…!
「ひぃっ…!!」(小声)
「クソッ開かない……っ」(小声)
グル・トン・ロボ「……………。」
トントン(声がする…間違いなく上に人がおるな)
「開いた!」(小声)
……ドタドタドタッ(ダクトから人が降ってくる)
「うっ…、」「ぐっ……」「うぁっ……」
グル・トン・ロボ( 来た!! )
降ってきた人は体勢を崩しながら、落ちるように降りてきて、積み重なっていく。
俺は降ってきた人達がグルッペンに近づけないよう警戒し、相手の様子をうかがう…
グルッペン「……おいトン氏、アイツらこちらを全然意識していないぞ」(小声)
トントン(確かに、パニック状態なんか知らんが意識が全くこちらに向いてへん。)
トントン(ここへ来たのもこっちに向かって来た。というより、偶然っぽかった…)
トントン(…上に何があるんや?)
俺らはこいつらが逃げ出した理由であろうに何か少し恐怖を抱いた。
トントン(あそこは常人じゃ通れないはずや…)
トントン(実際、あそこを通れるのは小動物か暗殺者協会のトップ(聞いたことある)くらいやったはず…)
トントン(一体、何者なんや…?)
「う”わ”あぁ!!」
グル・トン・ロボ「!?」
俺らが、声のする方を向くと、そこには上で足を捕まれて宙づりになった男がいた。
グル・トン・ロボ「………っ。」(息を飲む)
逃走者らしき人達は体勢をたてなおそうとする人、一目散に逃げようと一直線に駆け出す人がいて、
そんな中、宙吊りにされている男が急に、捕まれていた足を後ろに引っ張られ、勢いよく前に飛び出してきた。
「おわぁ!!??」
勢いよく飛び出してきた男は起き上がったばかりの仲間目掛けて飛び、仲間と一緒に倒れてしまった。
そこに飛び乗るように、上から1人の男が降ってきた。
??「よしっ、確保~!」
グル・トン・ロボ「「ゾム!?」」
ゾム「…ん?」
ゾム「なんでトントンおるん?」
トントン「それはこっちの台詞や!」
トントン「何で上から降ってくんねん!」
ゾム「それは、コイツらを追ってきたからや」
トントン「は?」
ゾム「あっ!お前ら!」
ゾム「逃げるな!!」
ゾムが逃げ出そうとしていた逃走者2人を秒で捕まえ、縄で縛り、仲間の束へ放り投げる。
ゾム「よしっ!」
ゾム「…えっと、1,2,3,4,5…」
ゾム「後2人足りひんな」
ゾムが捕まえた奴らを数えていると、入り口のドアが開き、他の幹部が入ってきた。
幹部J「総統様、ご無事ですか!?」
グルッペン「あぁ、無事だ問題ない。」
幹部J「上から物音がしたので、何事かと…」
幹部Jがチラッとゾムを見る。
幹部J「…………。」(不審そうな目をしている。)
ゾム「…………。」
トントン「心配せんでも、大丈夫やで」
トントン「お前はD棟を探してきてくれ」
幹部J「…分かりました。」
幹部J「失礼します。」
グル・トン・ロボ・ゾム「…………。」
ゾム「……じゃあ、俺も後2人探してくる」
トントン「…あぁ、気を付けてな」
ゾムが出ていこうとした時、ドアが勢いよく開けられた。
バーーーン!!!(ドアが開く)
コネシマ「無事か!!?」
この空気を一掃するかのように、ドアが勢いよく開いたドアからコネシマが入ってきた。
コネシマ「めっちゃ捕まえてるやん?! 」
鬱先生「えっ、マジ!?」
コネシマの後ろからヒョコっと大先生が顔を出す。
鬱先生「マジやん!!」
鬱先生「なぁ、シャオロン全部で7人なんやろ?」
鬱先生「多分もう全員捕まえたで?」
シャオロン「えっ、ガチ??」
またその後ろからシャオロンが顔を出し、逃走者を数え始める。
シャオロン「1,2,3,4,5…、ほんまや!」
シャオロン「誰が捕まえたん!?」
シャオロン「!」
シャオロン「…ゾム! 何でお前ここにおんるん?」
ゾム「…………。」
シャオロン「もしかして、ゾムがコイツら倒したん!?」
コネシマ「マジか、お前凄いな!!」
ゾム「!?」
ゾム「……いや、別に……。」
ゾムはシャオロン、コネシマの言葉に衝撃を受けた表情を見せ、その後すぐに気まずそうな顔をした。
トントン(まだ駄目か……)
ロボロ「なんや、お前ら捕まえたんか?」
コネシマ「おう!今さっき牢屋にぶちこんで来たで!」
シャオロン「俺らは2人捕まえて、ここに5人おるし」
シャオロン「多分もうおらんはずやで」
シャオロン「な、ゾム!」
ゾム「おん…」
ロボロ「…じゃあ、もう終わったんか?」
トントン「一応念のため一通り調べてからがええやろ」
コネシマ「せやな!俺C棟見てくるわ!」
シャオロン「じゃあ、E棟見るわ」
鬱先生「俺はこの棟見るわ」
トントン「ゾム、またダクト見て来てくれ」
ゾム「分かった。」
そう言い、ゾムはすぐに上へ入って消えていった。
鬱先生「えっ!?あそこ入れんの?」
シャオロン「えっ俺もはいってみたい!」
鬱先生「今度やってみようかな…」
シャオロン「お前は絶対入れへんで大先生!(笑)」
鬱先生「なっ、シャオロン!」
コネシマ「うんうん、お前は絶対無理やで大先生」
鬱先生「ちょっ、シッマ?!」
鬱先生「もしかしたら入れるかも知れへんやろ!?」
コネシマ「いや、無いな」
コネ・シャオ・鬱「…~~~!!」
グルッペン「お前ら、さっさと行け!!」
コネ・シャオ・鬱「は~い」
その後、残当は見つからず、
ゾム・シャオ・エミは牢屋の管理をしっかりするように、とグルッペンとトントンに説教をくらった。
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