逆行した糸師凛

逆行した糸師凛

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凛「来い､潔世一」

潔「！」

凛「俺がお前を世界一にしてやる」

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潔「やっぱり凛は凄いな」

蜂楽「でしょでしょ！」

潔「あ､そういや凛どこ行った？」

時光「凛くんなら､いつも夜は１人でいるよ」

潔「１人で…」

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凛「ふぅ…(クールダウン中) 」

潔「ふぅ…！」

凛「…何してんだ」

潔「いや､お前に追いつこうと思って､思ったよりきついなこれ」

凛「…慣れない事を最初からすると後で体痛めるぞ」

潔「そっか､そういや､いつも１人でこれしてんの？」

凛「あぁ」

潔「…お前って､兄ちゃんと仲悪いの？」

凛「…いや､仲悪いって言うか､あいつが俺の事を嫌いなだけだ」

潔「じゃぁ凛は兄ちゃんの事好きって事？」

凛「…どっちかって言うと…嫌いな方だな」

潔「へぇ…」

凛「潔､１つアドバイスしてやる」

潔「アドバイス？」

凛「お前は体が硬すぎる､まずは少しずつ体を柔らかくしてった方がいい､体が硬いとサッカーに支障がでたりするからな」

潔「詳しいな」

凛「研究したからな」

潔「やっぱり凛は凄いな」

凛「そういや､なんでお前はサッカーを始めた？」

潔「ノエル・ノアみたいな世界一のサッカー選手になりたくてさ」

凛「なったらどうする？」

潔「え？」

凛「世界一になったらそれで終わりか？」

潔「…いや､ずっと世界一でいたい」

凛「…だったら俺についてこい､俺がお前らを世界一にしてやる」

潔「！」

凛「お前らなら､絶対に世界一になれる」

潔「…凛は？」

凛「あ？」

潔「凛は､世界一になろうとは思わないの？」

凛「…俺はふさわしくねぇから…(実際､俺はふさわしくなかったからな)」

潔「え…」

凛「そろそろ戻るぞ」

潔「あ…うん…」

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蜂楽「いよいよ明日は世界の選手と戦うんだね…」

時光「緊張するね…」

蟻生「俺がオシャに決める」

潔「頑張ろうな」

凛「……(前世で１回経験してるからあいつらの戦法は分かってる､それに､今の俺はあいつらより強い…)」

潔「？凛？」

凛「なんだ？」

潔「大丈夫か？」

凛「…少し緊張してるだけだ」

潔「そっか､頑張ろうぜ！」

凛「おう」

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ダダ「ーーーーー」

アダム「ーーーーーー」

パブロ「ーーーー」

時光「なんかめっちゃ笑ってる…」

蜂楽「英語かな､分かんないや俺」

潔「俺も…」

蟻生「あいつら､俺達の事馬鹿にしてるな」

時光「え､蟻生くん喋れるの？」

蟻生「いや､聞けるだけだ､洋楽が好きだからな」

凛「……(こんな煽りじゃきかねぇよ)」

ルナ『君､冴の弟だね』

凛『…なんの用だ』

ルナ『いや､気になっただけさ､彼はレ・アールでも有名だからね』

凛『言っておくが､あいつと俺を同じにするな』

ロキ『ルナさん､煽りすぎです｡すみません皆さん､この人も悪気はないんです』

ルナ『俺､煽ってるつもりないんだけどな』

凛「絶対にこいつら潰してやる」

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凛のチーム      世界選抜

４                   0

凛「(前世で経験してるからこいつらの動きは読める､こいつら､完全に焦りすぎて隙だらけだな)」

ルナ『ロキのスピードが怖いかい？』

凛「……(わざとこいつを油断させて…)」

ルナ『あー､ダメダメそんなに足を開いたら､軽い男だと思われるよ』

凛『(かかった！)残念だな(ボールを奪う)』

ルナ『！？』

凛「(シュートする)」

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｰ

時光「凄い…世界選抜相手に勝った！」

潔「凄ぇな凛！全部点決めやがった！」

蜂楽「さすが凛ちゃん！」

蟻生「オシャだったな」

凛「ふぅ…(これくらい準備運動だろ…)」

ルナ『さすが冴の弟だね』

凛『…ガキだからって舐めんなよ､査定で来たのか知らねぇがな､こっちだって世界一になりに来てんだ､舐めてもらっちゃ困るな』

ルナ『そうかい､悪かったね､君は気に入ったよ』

凛『そりゃどうも(最悪だ…)』