テラーノベル
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🦒🌩️×💡。捏造、💡が雷恐怖症のお話。Rあります。ガタイのデカい男が優しく愛撫するのって良いですよね……を書きたかっただけ。解釈不一致、地雷さんは回れ右!!
usm視点
雨が激しく窓を叩く音が響く中、ライはベッドの上で膝を抱えて震えていた。外では雷鳴が轟き、閃光が部屋を一瞬白く染める。毎回その音がするたび、ライの体はビクッと跳ね、息が浅くなる。雷はライの最大の敵だった。
「ライ、大丈夫か?」
手に温かいココアのマグカップを持って尋ねる。 ライは顔を上げ、涙目で俺を見る。
「リト…怖いよ。またあの音が……」
俺はベッドに腰を下ろし、マグカップをライに渡した。
「飲め。温まるぞ。俺がいるんだから、怖くないだろ?」
ライはマグカップを両手で握り、熱い液体を一口飲む。甘いココアの味で少しでも彼の心を落ち着かせることが出来るのなら。しかし次の雷鳴が鳴り響くと、ライはマグカップを落としそうになり、俺にしがみついた。
「いやだ……リト、止めて?」
俺はライを抱きしめ、背中を優しく撫でる。
「はは、流石の俺でも自然発生の雷は止められないなあ」
彼の大きな瞳は涙で濡れていて、頬は真っ赤だ。 俺は雷を発生させる能力はあるが、生憎消すことのできる能力は持ち合わせていない。雷をライの思考から消すしかないと思い、俺はライを抱きしめた。
inm視点
リトの胸は温かく、オレの耳にリトの心臓の音が届く。ドクドクと安定したリズムが、オレの乱れた呼吸を少しずつ整えてくれた。 リトは東に住んでいる上ヒーローで外出が多いが、嵐の日は必ず早くオレの家に来てくれていた。オレの雷恐怖症を知っているからだ。最初は友達として始まった関係が、いつしか恋に変わった。オレが初めて雷を怖がって泣いた夜、リトが一晩中抱きしめてくれた。あの時から、リトなしでは生きられないと思った。
「リト……ごめん、いつも迷惑かけて」
リトの胸に顔を埋め、囁く。 リトはオレの髪を優しく梳く。
「迷惑じゃないぞ?俺が好きだから、こうしてるだけ」
リトの指がオレの首筋を撫で、オレの体に甘い震えが走る。雷の音がまた響くが、今度はリトの腕の中で少し耐えられる気がした。リトはオレの顔を持ち上げる。オレの視界はぼやけているので確証は持てないが、 目を見つめている気がする。リトはそっと唇を重ねた。柔らかいキスだったから、目を閉じ、リトの唇の温かさに身を委ねた。雷の恐怖が、少しずつ溶けていく。リトの舌が優しく入り、口内を探る。甘いココアの味が混ざり、二人の息が重なった。
「んっ…//♡リト……//」
キスを離すと、息が弾む。リトの目が熱く、こちらを見る。
「俺と雷、どっちが怖い?」
はは、とリトは笑う。その冗談で、雷のことなんかすっかり忘れていたことに気づく。
「リトは優しいから怖くない、けど……」
それでもやっぱり、雷は怖くて。忘れさせてほしいから、頭の中をリトのことだけでいっぱいにしたいから。
「もっとリトが欲しい、だめ?」
「はは、怖くなくなるまで、俺がいるからな」
リトはオレをベッドに押し倒し、優しく覆い被さる。 雷鳴がまた轟いたのも束の間、リトはオレの耳を抑えた。彼の息遣い、キスの音、それだけが耳の奥に響く。リトの手がオレのTシャツの下に滑り込み、肌を撫でる。体が熱くなり、恐怖が快楽に変わっていくのが分かった。 リトの指がオレの胸を優しく刺激する。
「あぅ…っ♡♡」
リトの首に腕を回すと、彼はそれを当たり前のように受け入れてくれた。
「リト……//♡♡好き……///♡」
リトは微笑み、オレの耳元で囁く。
「俺も大好き。ずっとな」
リトの唇がオレの首筋に降り、軽く吸うと、自分の体が意図せず弓なりに反った。 リトはゆっくりとオレの服を脱がせ、自分のも脱ぐ。リトの体温を感じる。
「っふ//♡リト//♡♡」
雷への恐怖は、完全にリトの愛に包まれていた。
「んっ!♡♡ リト……もっとちょうだい?///♡」
「っ…!?…喜んで♡」
身体同士が繋がる瞬間、雷が最大の音を立てたが、もう怖くはなかった。そんなことより、リトの愛に溺れたかった。リトの動きに合わせて、体が揺れる。快楽の波がオレを襲い、期待通りに恐怖を忘れさせてくれる。
「んあっ…//♡…リト!!////♡♡♡」
「なに?♡」
「だいすきっ//だよ?///♡♡」
リトはオレを抱きしめながら、腰を動かす。汗が混ざり、息が乱れる。オレの爪がリトの背中に食い込んでしまったが、甘い痛みはリトを興奮させる要因になったようだった。
「俺も…♡ライ、可愛い……♡」
リトの声が低く、オレの心を溶かし、いつの間にか頂点に達していた。リトを見ると、どうやら彼も同じ瞬間に達していたようだ。 雷の音が遠くに聞こえる中、リトの腕の中で静かに息を吐く。嵐はまだ続いているが、心は穏やかだった。
「ありがとう、リト。もう怖くないよ」
リトはキスをし、微笑む。
「いつでも、俺がいるから」
「んふ、ありがとう」
オレはリトに抱きついたまま、眠りについた。外の雨が優しい子守唄のように聞こえる。
朝日がカーテンの隙間から差し込み、目を覚ます。リトはまだ眠っていて、オレの頭を胸に抱いている。昨夜の嵐は過ぎ、青空が広がっていた。リトの頰にキスをし、心の中で誓う。リトがいる限り、何も怖くない。 雷恐怖症は完全には治っていないが、次の嵐が来るたび、リトに甘える口実ができる。それが少し嬉しかった。 リトが目を覚まし、オレを抱き寄せる。
「おはよ。よく眠れたか?」
「うん。リトのおかげ」
オレが頷くと、リトは満足そうに笑顔を浮かべた。
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