テラーノベル
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毎日投稿してたのに
途切れちゃってすみませんт т
お詫びとして明日2話投稿させていただきます
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「先生が希望を与えたから」
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俺が希望を?ゆあんくんに?何度考えてもさっぱり分からなかった。彼の言葉のせいで俺は今日一日中集中することが出来なかった。
「ただいま〜、」
家に帰り即座にたっつんに今日の出来事を言う。すると彼は何かを考え、俺にこう質問してきた。
「じゃぱぱ、ゆあんくんと今までどんな会話をしてきた?」
「どんなって…普通に勉強のこととか?」
「その時、明らかに今ゆあんくんの表情変わったか?みたいな時あったか?」
「表情?うーん、…」
「…あったかも」
「それや、なんて言った?」
「ゆあんくんって他の人とは違う考えしてるんよ。だからそんな感じで褒めたらなんか、光が宿ったみたいな」
「…俺じゃぱぱに言ったっけ、なんで好きになったか」
「聞いたけど教えてくれなかったじゃん」
「俺がじゃぱぱのこと好きになったのはお前が表面上だけを見ずにちゃんと中身も見ようとしてくれたからやで」
「そうだったの?」
「うん、だからゆあんくんも一緒な気がする」
「…どうすればいい?」
「その子の性格が詳しいところは分からへんからなんとも言えんけど、もう話さない方がお互いのためな気がする」
そんな悲しい現実を突きつけられ、でもどうしようも無い事実ということには変わりなかった。
「それしか、方法は無いのかな、」
「聞いてる感じ諦めそうにないからな」
「年齢だって、めちゃくちゃ離れてるのに…」
「人を好きになった時年齢なんて気にしてるやつあんまおらへんよ」
「顔だけ見る人なら気にするかもしれへんけど、性格をちゃんと見る人はその人の言動や行動に惹かれる」
「教師、まだ続けたい?」
たっつんのために言うのならここで返す言葉は”もう続けなくていい”そんな言葉だろう。でも諦めきれなかった。ゆあんくんだけじゃない、あのクラスの生徒たちを放ったらかしにするのが嫌だった。
「ごめん、まだ続けたい」
「じゃぱぱならそういうと思っとった」
「ほんとにごめんねたっつん、我慢させてばっかりだよね」
「俺は大丈夫やから、ほら、先風呂はいってき!」
「うん、行ってくるね」
分かってる、我慢させてることなんて。でも俺は馬鹿だから、その優しさに甘えてしまう。
「…最近ずっと、あの子関連のことばっかやな、」
じゃぱぱが風呂に入ってから1人思い詰める。
“続けたい”
その言葉が出てくるとは思ってたけど、多分心の底のどこかで”たっつんの為なら辞めれるよ”って言葉が欲しかったんだと思う。本当にじゃぱぱには申し訳ないが、じゃぱぱが教師を初めてから時々こう思うことがある。
「こんなんでやってけるんかな…」
もちろん、じゃぱぱのことは大好きだ。だからこそ、誰にも渡したくないし、ゆあんくんに負ける訳にも行かない。仮にも婚約者だ。俺もゆあんくんもじゃぱぱのことが好きになった理由がだいたい同じだから気持ちは分かる。諦めきれないのも、死んでも自分のものにしたいのも。
「そうよな、希望を与えたのはじゃぱぱよな、」
それを聞いた時も正直少しガッカリした。俺にだけくれる言葉じゃない。じゃぱぱは誰にでも優しい。だから独占欲が強くなる。俺だけの優しさであって欲しいって。
「悔しいなぁ」
ゆあんくんばっかり優先されて。でも俺もゆあんくんも思ってることは同じだと思ってるよ。
「悔しい」
言葉にするのも悔しいくらい、婚約者が羨ましかった。先生と同棲するのがどんなに楽しい日々か。想像するだけで幸せな気持ちになる。
「帰ってたんならご飯作りなさいよ」
一人入り浸っているところを部屋の扉を開けられ、そう一言だけ行ってのこのこと自分の部屋に戻る。俺は母子家庭だ。だが履歴書には嘘を書いている。両親共々健在だと。高校二年生までそうだった。でもお父さんはある日突然姿を消した。俺はお父さんとは血が繋がってなかったから。
「自分で作れよ…」
持っていた紙を母親に例えてクシャクシャにする。中途半端なクズだから捨てられずにいた。働かないしご飯は作らないし、寝て食って寝ての生活だった。だけど今俺がここに住めてるのは母さんが必死で働いてた時お金を貯めて建てた家だし、学費も出してくれていた。逆らえば家を追い出すと言われかける言葉もなかった。まだ高校生だから家なんて買えるわけもないし、ホテルを行き来しようかなんて考えたがそんなことすれば俺のバイト代は全て吹っ飛ぶ。だからここにいるしか無かった。
「はぁ…」
ため息をつき、階段をおりてキッチンに向かう。昨日の残りがあったためそれを温めて部屋に持っていく。こんな簡単なことなのに起きてやろうともしない。
「母さん、持ってきたよ」
「置いといて」
床は物が散乱してるしベッドにも置けそうにない。仕方なく椅子を出してその上に置く。そうして部屋を出ようとしたが引き止められた。
「何よ、またこれなの?たまには違うものを作ってよ」
「…また違うの作るから、今日はこれで我慢して」
反論したかったがそれはそれで面倒なことになるのでおだてようとしたが今日は機嫌が悪かったみたいだ。
「今日はって、いつも同じものばかり作って!何のためにあんたにご飯を作らせてると思ってるの!?あんたが自立出来るようにと思って…!!母さんは…!」
「だから、ごめんって言って…」
「ごめんじゃないよ!!」
そう叫び、床にあったものを俺に投げつける。
「ごめんで済んだら警察なんていらないのよ!!あんたなんか、産むんじゃなかった!!のろまでどん臭くて出来損ないが…!私の敷地跨ぐんじゃないよ!!」
“産むんじゃなかった”
何度言われたことか。こうなればもう誰も母親を止められない。無理だと思いすぐさま部屋を出て扉を閉める。その間にも母親の悪口は止まらなかった。
「…早く大人になりたい」
床に座り込み本音を漏らす。母親と暮らせていける自信なんて俺にはなかった。
「せんせ…」
こんな生活はずっと前からだ。こんな状況になっても俺は誰にも助けを求められなかった。でも今は先生に助けを求めてばかりだった。言わなきゃ伝わらないのに、独り言では言えるのに、本人を前にすると俺は迷惑をかけるんじゃないかと不安になり本音が言えない。前までは学校も家もくそみたいな場所だったが今学校に希望があるのは全部先生のおかげだ。
「俺が辛いアピールをしたら先生は俺のことを思って助けてくれんのかな…」
そんな現実味もないことを考えバカバカしくなり俺はベッドに潜った。
コメント
12件
時差コメ失礼します‼️ もう毎回通知来たら即座に読んでます😇 何様って感じですが、無理せずゆっくり投稿して下さい😌… 主さんのお身体が心配です🫤、、 ここでするコメントじゃないんですけど、たつじゃぱヤってるシーンを想像するだけでニマニマ止まらん… 主さんのエチちょっと見てみたいなぁ、、なんて🫣 長文失礼‼️
投稿ありがとうございます!! おかんがそんな人だったとは、、なんとなくそんな気はしてましたが( 明日2話、、?!無理しすぎないでくださいね🙌🏻✨ これからも応援してます!💪🏻🔥
やばい最高すぎる🥺🫶🏻💗こんなもの無料で読めちゃっていいんですか!?明日2話も投稿は楽しみすぎる😭✨無理しないで頑張ってくださーい😘