敦 「ハッ!」
敦 「………またか…」
最近、よく孤児院の夢を見る。何故かは分からない。だが、もしかしたら……。もうすぐ、孤児院を追い出されてから1年経つ。そのせいかもしれない
敦「ハァ、ハァ、……」
暑い……汗でビショビショだ。頭痛と腹痛、おまけに吐き気もする……
あの夢を見始めてから、体調が良くない日が続いている。正直、凄く休みたい。一人になりたいと思う。でも、迷惑をかけることはできないし、一人になったら…すぐにタヒのうと考えてしまう
今日は一段と体調が優れない。鏡花ちゃんがいなくて良かった…。重い体をお越し、探偵社に行く準備を始める。時間が過ぎる度、どんどん体調は悪化していく。それでも休むわけには行かないので、足を探偵社の方向へ向けて歩く
敦「ッ…、グラッ」
体がフラついて上手く歩けない。それでもなんとか探偵社につくことができた
探偵社に入る前に、バレないように元気そうなふりをしてから扉を開ける
敦「おはようございます」
既にみんな来ていて、珍しく僕が遅れてきたので、皆が不思議がっていたみたいだ
敦「遅れてすみません、すぐに仕事しますね」
そう言って自分のデスクに向かう。「遅かったな」と言いながら、国木田さんも皆も仕事に戻る。特に変わったこともないと判断したのか、みんないつも通りに仕事をしている
でも……僕はそうはいかない
敦(ヤバい…どうしよう、視界がグラグラする……)
流石にヤバいと思い、席を立って与謝野さんのところへ行く
敦「少し休むので、医務室に行ってもいいですか?」
と聞くと、「いいよ」と答えたので、僕は医務室に急ぎ足で向かった
敦「ハァ…ハァ…ハァ…」
ズキズキと頭が痛み、お腹も殴られているかのように痛む。院長の言葉が脳裏を何度も過り、記憶が蘇ってくる
敦「ごめ…なさ…」
敦「ごめんなさい…ごめんなさい…」
敦「許して……ポロッ」
ガタガタ震えているのが分かる。泣いたら怒られて、殴られると分かっているのに、涙が止まらない。我慢しきれなくて嗚咽が洩れる
敦「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…ポロッポロッ」
敦「もう泣きません、泣かないから……ポロッポロッ」
時間が経つにつれ、どんどん自分を責めて、院長に暴言を吐かれる。その度に僕は涙が溢れ、自分を見失っていった
そう言われた時、僕の中で何かが切れた。もう、何もかも諦めた音がした
敦「ッ〜〜〜〜!!!」
敦「ああああああああああああああああああ!!!!!!」
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「あああああああああああああああああああ!!!!!!」
国木田「敦!?」
与謝野「行くよ!」
ダダダダダダッ
太宰「敦くん!!」
「……!!?」
そこで皆が目にしたのは……
____________続く
コメント
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ア○ニャ血まみれ好き!(サイコ)
え……あつぴ? この話続きが気になる……
どっえっぇぇぇぇえぇぇえ!!!