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それから、何日か経って、クラス委員を決める事になった。どうやら二人必要らしい。今
まで教師の話をちゃんと聞いてなかったから、クラス委員決めの話を聞くのは初めてかもな……。真面目に教師の話を聞く。と、見せかけて、少しだけ後ろの白雪の方を向いてみる。白雪の席は、廊下側二列目の一番後ろで、私は白雪の前の席。なぜか白雪は筆箱の中を漁っていた。何してるんだろ。白雪は私の視線に気づいて、「クラス委員、やる?」と小声で聞いてきた。正直言うと、クラス委員にはあまり興味が湧かない。てか、目立ちたくないし……。白雪には向いてそうだな……。私は教師にギリギリ気付かれないくらいで小さく首を横にふった。すると、白雪の顔は 同意という想いがいっぱいな表情になった。いや、分かりやすいな……。「私も、目立ちたくないしぃ」と言った。驚き、白雪なら大喜びでやると思っていたのに。白雪にもどうやら 目立ちたくないという感情はあるらしかった。「誰か、やる人いないか?推薦でもいいぞー!」馬鹿デカイ声で教師が叫ぶ。うるさいな……推薦されてもやらないったら。そもそも、目立ちたくない以外にもちゃんとした理由あるし。心の中で反論していたその時、クラスの1人の女子が声をあげた。「私は桜木さんと白川さんが良いと思います!」えええ!?ちょっと推薦しないでよ!?私、これからどうなるの!?