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#プロジェクトセカイ
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ある時、えむが3人に声をかけた。
「みんな!フェニランに遊びに行かない!?」
「フェニラン?フェニランってあのフェニラン?」
「うん!誰もが笑顔になれる場所!」
「そうだね!四人一緒にどこかに行ったことがなかったから、行きたいな!」
「そうね!気分転換に行くのはいいと思うわ!」
3人は一切の否定なく、認めてくれた。えむはすごく嬉しくなった。しばらく行けてなかったから、すごく嬉しいのだ。でも、心配なところはあった。
「ワンダーステージ、どうなってるかな、。」
「えむちゃん?どうしたの?」
「あ、えっとね!当日、どうやって回ろうかなって思ってたの!」
「そう?それならいいんだけど。」
「もし、何か悩んでるなら話しなさいよ。いつでも相談に乗るわよ」
「うん、ありがとう!みんな!」
その日、四人は解散した。帰り道、えむは思った。
ー前にお兄ちゃんたちに聴いた時、人が少ないって言ってた。だからショーができないんだって言ってた。もし、まだできてない状態なら、私にできること、何かないのかな、。
そう考えながらえむは家に帰った。
「あ、お兄ちゃん」
「おー、えむか。どうしたんだ?」
「あのね。ショー、どうなったのかなって心配になって。」
すると、昌介が少し悩みながら言った。
「ショー、ショーはな。人がいなくなって、できなくなった」
「できなく、なった?」
「あぁ。」
「で、でも、それじゃあ、フェニランは、!」
えむはわかっていた。フェニランはショーがあったからここまで多くの人が訪れた。でも、ショーがなくなった今、フェニランが終園するかもしれない。
「わかってる。だから俺たちも、必死になんとかしようとしてる。でも、正直時間の問題なんじゃないかって思ってる。俺たちもあらゆることをやってる。でも、客足は伸びない。それどころか確実に少なくなってる」
その瞬間、えむの視界が揺れ始めた。
ーフェニランが、終わる?おじいちゃんが大切にしていて、たくさんの人に笑顔を届けていたフェニラン、が?そんな、そんなのあり得ない。
「いや、そんなわけないでしょ?だってフェニランだよ?アトラクションでそれなりに来るんじゃないのかな?」
すると、昌介が声を上げた。
「もう、アトラクションで客足が伸びなくなったんだよ!多くの人は、ショーを見るためにここに訪れるんだ。だから、ショーがなくなった今、客足の伸ばしようがないんだ!!」
えむの頭は真っ白になった。何も考えられなくなった。そして、3人のことも、頭の中には残っていなかった。
コメント
1件
うわあ、第11話、重い展開でしたね……。えむがフェニランの現状を知ってショックを受けるシーン、すごく伝わってきました。「ショーがあったから人が来てた」っていう構造が、遊園地の経営としてリアルで切ない。お兄ちゃんの「時間の問題」って言葉が刺さる。えむが3人のことすら頭から消えて真っ白になる描写、感情がちゃんと見えて良かったです。次、どう動くんだろう。