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「あのね、アテネ、私の親もゾルドの野郎に殺られたの、ねえ、手を組まない?」「手を…組む?」どういうことだろうか。いや、薄々気づいてはいる。つまりはゾルドを…ということなのだろう。だがどうやって、そもそも可能なのか、この一言はいわば時間稼ぎであるそのままノンは続ける。「もちろん、ぞルドをブッ殺すの」彼女の目も綺麗な空の色をした目が一瞬、闘志の光を宿し赤黒く輝いた。「どうやって、って考えてるでしょ」彼女にはテレパシーも可能なのだろうか「もちろん殺るわどうやってまでは考えてないのだけれど」バカらしいしかし、同時に彼女らしくもあるのだが。本来こんな話に乗るなど、阿呆なことだろう。「あなたがやらなくても私一人で殺るわ。」!?「それはダメだ!」咄嗟に出た。何故だろうか。いや、分かっているすでに僕は、彼女に惚れてしまっているのだ。何も分からないのに、馬鹿げてる。「なら来てくれない?わたしと」本当に馬鹿だ。誰がこんな話に乗ると言うのだろう。しかし、ここにもバカがひとり。もちろん「やるさ。やらせてくれ」「ふふ、あなた、最高にクールよ。」