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「🦖…?」
暫くの沈黙の後、名前を呼ばれて我に返る。
そっと触れられたその手は、すごく冷たかった。
「ごめん…。」
思わずそう言って親友から離れた。
ゆっくりと体を起こした彼は、尚もこちらに近づこうとしてきた。
「ッ…今日は…もう帰って。」
何か言いたげな顔をしていたが、そんな事は今はどうでもいい。
これ以上、彼と俺との間の亀裂を産みたくなかった。
「…わかった。」
一言そう言うと、静かに俺の部屋を出ていった。
嫌われてしまったかもしれない。そんな不安が押し寄せる。
明日も学校で会うのに、どんな顔で会えばいいんだ。
「あ゙〜…もうダメかも…w」
どっちかが女で、男女なら、簡単な事だったのだろうか…。
ぼんやりと空を描いて考える。
今日は、眠れそうにないや…。