テラーノベル
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今回は殺すって言うワードが沢山入ってるから注意⚠️⚠️
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今日は大雨だ
こんなに雨が降ってるのはいつぶりだろう
雨が酷過ぎて街中でも人が誰一人居ないや笑
珍しい光景
俺だけの世界
最高
この空間好きだな
誰も邪魔して来なくて、誰も僕を気にかけなくて、
てかほんとに誰もいなっ、、え?
子供が居るんだけど
は?
風邪ひいちゃう、
若井「ねぇキミ、どしたの?」
藤澤「、、、兄さん誰」
冷たい子だな
若井「僕は若井、キミは?」
藤澤「、、、。」
若井「風邪ひいちゃうよ、帰りな」
藤澤「、、、、。」
若井「親は?」
藤澤「!」
藤澤「ッハアッ. .ンフッ、ゲホゲホ、、ハアッ..ハッ」
若井「えっ、ちょっ、キミ!?」
藤澤「ゲホッ、くぁ、」
ばたっ
若井「倒れちゃダメっ!ねぇちょっと」
若井「救急車、」
藤澤「きゅ、う、、きゅうしゃは、だめ、、、」
若井「え、でも」
藤澤「お、にいさ、、おねっ、」
若井「とりあえず僕ん家に行くね」
着いたけどどうしたらいいの、この子
一応ベットには寝かしたけど、、
この子には『親』って言うワードがいけないのかな
《俺と同じだ》
藤澤「ん、、」
若井「起きた?」
藤澤「ここは」
若井「僕ん家、」
藤澤「そっか、ありがとうございます」
若井「ねぇ、キミは何であんな大雨の中に居たの?」
藤澤「滉斗こそ何で雨に打たれてたの」
若井「僕はね、、何でだろッッ、、え?」
俺、下の名前教えてないよね
急なホラーじゃん
若井「と、とりあえずさ一緒にお風呂に入らない?」
藤澤「いっ、一緒にッッ//」
ありゃ、恥ずかしいのかな
お年頃?
若井「キミ、何歳?」
藤澤「13歳」
若井「お年頃だねぇ」
でも1人で入らせるわけには
若井「恥ずかしくても一緒に入るの!いい?」
藤澤「はい、//」
ー
ー
ー
若井「かゆいとこなーい?」
藤澤「は、はひ」
若井「ん、じゃあ髪洗おっか」
藤澤「ふぁいッッ」
若井「ちょっと近寄るねー」
藤澤「うななななッッ//」
若井「めぇつぶっててね」
藤澤「ん”っ」
若井「終わったよ、出よっか」
藤澤「ん、」
ー
ー
ー
若井「さぁ、先生でも、親友でも、親でも知らないキミのこと聞かせてよ」
藤澤「兄さんのことも話してくれる?」
若井「いいよ」
藤澤「、、親に虐待されてたんだよね」
やっぱり
藤澤「漫画みたいだよね。だけどねリアルで起こっちゃったんだ」
藤澤「叩かれて、殴られて、蹴られて。そのぐらいならまだいいんだ」
全然そのぐらいじゃないよ
キミは暴力に慣れすぎてる
藤澤「だんだんヒートアップしちゃって、タバコの火まで」
、、懐かしいな
藤澤「最初は熱かったし痛かった。でも日に日に慣れていっちゃうんだよね。」
藤澤「痛みも感じない、鉄みたい」
藤澤「僕、弟居たんだ」
若井「弟、」
藤澤「でもね、弟は直ぐに親に焼き殺されたんだ。僕の目の前で」
若井「ハヒュッ、、」
藤澤「あの日を境にまたまた僕は可笑しくなっちゃったんだ。痛みがない日が多くなった」
藤澤「勿論多くなっただけで痛みを感じる日もある。でもその痛みは言葉にできないぐらい痛かったんだ。」
藤澤「弟の分も痛み、味わってんのかな」
藤澤「でもね、ある日遂に包丁を僕に向けて来たんだ。その日が今日。必死に逃げて来たよ」
藤澤「大雨だからって関係ない、逃げて逃げてここまで来たんだ。」
藤澤「親は大雨だから諦めたんでしょ」
藤澤「で、君と会って今って訳」
若井「そ、うだったんだ、、親って言ってごめんね」
どうりで身体に傷が多かった訳だ
俺には見覚えのある傷だ
藤澤「ほら、言ったよ。君も教えてよ」
若井「んー、僕とキミ似てるね」
藤澤「え」
若井「僕も子供ころ親に虐待されてて、、僕は父親に玩具として扱われててね」
若井「僕も弟が居たんだ。でも、ね。
キミと同じ、気づいたら無様な姿になってたよ」
若井「弟を亡くして俺は活気がもっとなくなってた。」
若井「台風だったあの日、僕は母親に刺されたんだ」
藤澤「は?」
若井「運良く大事には至らなかったけど入院して全治9ヶ月だった」
若井「退院しても母親に叩かれ、蹴られ。父親にぐちゃぐちゃにされ。大変だったよ」
若井「僕は嫌になって逃げ出した。
親は諦めておって来なかった」
若井「でね、台風だったから誰も居なくて笑
街の壁の隅に居たら声をかけてくれたんだ」
藤澤「、、」
若井「神様みたいな人だった。俺を拾ってくれて、育ててくれて」
若井「最初はその人への警戒心MAXだったけど、そんな僕にいつでも優しく接してくれた」
若井「その人、大森さんって言うんだけどね。
大森さんは俺にとって大切で特別な人になったの」
藤澤「大森、、か。」
若井「その人は一生かけて僕を守るって言ってくれたんだ」
若井「でもね、俺が大人になったある日俺の親が僕達の家に来て、
大森さんを殺したんだ」
藤澤「ぇッッ、、」
若井「唖然としたよ。大切な人が目の前で殺されたんだよ。
一応親は捕まったんだけど」
若井「悲しかった、大切な人は全員失われていくんだもん笑」
若井「嫌になって、自暴自棄になって、全てを投げ出したい時にキミと会ったんだ」
藤澤「え、じゃっ、じゃあ大森さんが死んだのは」
若井「1週間前ね」
藤澤「同じかなって思ったら貴方の方が辛くて、重くて、酷いじゃん」
若井「そんなことないよ」
藤澤「若井、泣いてる」
泣いてる?
何故だ?
ないちゃいけないんだ
元貴と約束したんだ
元貴の前以外で泣かないで
1人で泣かない
若井「ポロポロ、、」
若井「元貴、、グスッ」
泣いちゃダメ
幼い子が見てる
若井「キミ、」
藤澤「はい?」
若井「一緒に住もう」
藤澤「え」
若井「命をかけてキミを守ります」
若井「大森さんみたいに殺されてもいい。貴方を守れるのなら」
若井「俺はいつでも貴方の盾となります。」
藤澤「でも、」
若井「俺も大森にそうされたように。
次は俺が守る番だ」
藤澤「、、よろしく」
若井「んふ、ありがと」
若井「一生かけて貴方を護ります。」
若井「2度と貴方にあんな辛い思いをさせません」
若井「誓います」
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めっちゃ殺すとかあってごめん
あとこれ、ループするのかな?
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