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日が昇ってくるころ、私は起きた。
よく寝た感じがするよ。皆は、寝てる。流海も… おーい、なんで寝てるんだ〜。あれか? 開始5分で寝落ちしました〜的なやつ?見張ってるって言っておいて何もしてない。信じた私がバカだった……。でも、奇襲をかけられなくて良かった。 奇襲って戦国時代かな?ま、まあ、そこは置いといて(どこに?と聞かれると困るけど)、朝食の準備をしないと。
まず、落ちてる木の枝を拾います。それを、かばんに入っている石(先が尖ってて、包丁みたいになってる石包丁)で削ります。それの用途は、後で説明。
次は、火起こしをします。木を持ってきて、さっきの削りカスに火を着けます。(ライターで)小さい木から乗せていきます。キャンプの焚き火みたいだね!
次は、昨日の夜に倒したオオカミの肉を、石包丁で切っていきます。石包丁って、石器時代だよね。縄文時代付近かな? 確か打製石器から磨製石器に移り変わるけど…石包丁は…打製石器かな? えーっと、話がずれた。切った肉は、木を削って作った串に差します。これで網がなくても直火で焼ける。
これで、焼き串風オオカミの焼き串!(焼き串って2回言っちゃった。) あとは焼くだけだけど…皆を起こすか。
「おーい、起きて〜」
氷水が一番最初。次は日向。
「おはよ〜。」
最後に流海。
「これを焼くだけだから!朝ごはんは。」
「お、焼き串か。作ったのか?」
「もちろん!」
「すごいじゃん。」
「俺…これ、 初めて見た…」
あーそうか〜。 流海はこの世界の住民だもんね〜。 見たことないのか〜。
「それじゃあ焼こ?」
焼き始める。 じっくり待って……………よし、これでいいかな。我ながら完璧。食べよ。…いただきます…。1口目。あ、これは…良くも悪くもないかな。タレがあったら良かったのに。仕方ないか。 まあまあ美味しいから、結果的にはオーケー。 でも、野菜が欲しくなる…。この世界にはレタスやキャベツはあるのかな?あったら完璧なんだけど…分からないからいいかな。流海はあてにならないし。
——–ごちそうさまでした。…こうして、2日目の朝食は済まされたのであった———
(昔話の終わりみたい。 変な感じ。 異世界なのに)