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#5
カーテンの隙間から、朝日が差し込んでいる。
😊「…ん… もう朝か…」
😊「眠…」
今日は夢も見なかったし、なるべく早く寝たのだが…
😊「…あ。 」
朝食を作ろうと冷蔵庫を開けたら、もう既に朝ごはんが作られていた。
ラップの上には
【学校頑張ってな】
と書かれている紙が置いてある。
😊「!父さんが作ってくれたのか…」
ラップの中身はサンドイッチ。
…そういえば、父さんは洋食が好きだったな。
😊「…いただきます。」
ジャムにツナにハムチーズに…どんどん食べ進めていく。
😊「う゛っ…ごちそうさま…」
…流石に食べすぎたか…
😊「…残りは瑠季の分だな。」
チラリと時計を確認すると、まだまだ時間が余っていた。
😊「…様子でも見に行くか。」
瑠季の部屋は俺の部屋の目の前。
といっても、部屋に入るのは久しぶりだ。
😊「…入ってもいいか?」
…
😊「…やっぱりな…」
😊「…入るぞー」
部屋の中は真っ暗すぎて何がどこあるかも分からない。
😊「…い゛って」
ふと足元を見ると、でっかい参考書が。
😊「なんでこんな所置いてんだよ…」
いやまぁ俺の部屋もだけど。
📕「…Zz…」
瑠季は絶賛爆睡中っと。
…流石に、早く起きて欲しい。
もう少しでテストだぞ??
先生に怒られてばっかじゃモチベーション下がるんじゃないのか??
😊「…瑠季、起きて。」
📕「Zz…」
😊「瑠季。」
📕「Zz…」
😊「…」
📕「Zz…」
😊「お゛い!起きろ!!」
📕「ッ!?ふぇ??」
…やっと起きたか…
😊「瑠季が全然起きないから起こしたんだ。」
😊「…遅刻しても良かったのか?」
📕「いや、遅刻はダメだけどぉ~!」
📕「僕、昨日帰ってきたの0時だったの!」
😊「零時…そんなに長く居たのか」
📕「そう!ほんとにやばかった~」
…まぁ、コツコツ勉強しなかった瑠季が悪い。
😊「俺、少ししたら出るから。」
今日は勉強をしたい。
📕「あ!待って!」
😊「何?」
📕「今日さ、僕”たち”と一緒に学校行こうよ!」
何を言うかと思ったら、一緒に学校行こうだなんて。
😊「断る。」
📕「ヤダ!!絶対一緒に行く。」
😊「俺と一緒に行って何になるんだ。」
📕「え?楽しいじゃん」
…俺がいた所で、別に楽しくはならないだろ。
📕「…ダメ…?」
😊「…少しだけな。でも、少ししたら直ぐに学校行くから。 」
📕「!…やったぁ!!」
😊「…でも、早く準備しないと行かない。」
📕「えっ!?早く準備しま~す!」
_正直言って、なんで行こうと言ったのか自分でも意味がわからない。
📕「わっ!サンドイッチだぁ~!」
📕「これ、紫恩が作ったの?」
😊「いや、父さんが作った。」
📕「!父さん…?父さんが帰ってきたの?」
😊「昨日の夜な。」
📕「へぇ、~」
📕「行ってきま~す 」
📕「~~♪」
何故か、瑠季が近道と逆の方向へ歩いていく。
…別にそっちからでも行けるが、こっちから行った方が速い。
😊「…瑠季、なんで近道を通らないんだ?」
😊「いつもこっちを通ってるのか? 」
📕「え?だって、こっちじゃないと行けないもん。」
😊「?どういうこと…?」
📕「ほら!あそこ!」
瑠季が指さした先は、昔よく行っていた公園だった。
📕「そこにいつも集合するんだぁ~」
📕「…もしかしたら、誰か来てるかも!」
😊「まてまて、集合?来てる?どういうこt」
📕「…!あ!きんさん!」
?「…あ、おはよ!ぶるっく!…と、紫恩くん?」
😊「…こんにちは。」
確か、瑠季と同じクラスで、特に仲の良い友達と言っていた。
…この人だったのか。
🎤「よろしくね」
瞳を見つめてみると、瑠季と同じ、綺麗な青い瞳をしていた。