______フロイド視点
「ジェイド~」
「どうしました。フロイド」
「暇だから何かして」
「ふふ、困りましたね、」
「何をしましょうか、」
俺とジェイドは今日は開いてないモストロラウンジでの中で二人で話していた。
「おや、」
「どうしたの」
「ハーツラビュル寮の生徒が行方不明と、」
「何時から?」
「拉致されたらしいですね、」
「うわ、ほんとだ」
NRCの情報共有アプリで何か暇つぶしを探していたらジェイドが行方不明のニュースを見つけた。
「あれ、蟹ちゃんじゃん」
「嗚呼、なるほど」
「蟹ちゃんが拉致られちゃったのか~」
「デュース君もだそうですよ」
「えぇ、まじ?」
「もしかしたらですけど、」
「″闇オークション″じゃないでしょうか、」
「…….」
親によく言われていた。人魚は闇オークションの対象になりやすいと、拉致られる可能性があるから気をつけろと、人魚だけでなく、人身売買、というのもあるそうだ。
「ま。直ぐ見かるでしょ」
「だといいのですが、…」
「あれ、….」
「何してたんだっけ、」
あれ、水?俺モストロラウンジの椅子に座ってたんだけど、?
「は、?」
俺は何故かサイズのちょうどいい水槽の中に入れられていた。
「なんだよ、これ、」
ご丁寧に首輪と手首に鎖が繋いである、逃がさないというように。
「フロイドッ!」
魔法で弱らされた体が言うことを聞かない
ジェイドの声がする、
「フロイド、大丈夫ですか?!」
「ジェイド、…」
「フロイド、目が覚めましたか、」
「はぁ、はぁ、っ」
魔法のせいか頭がぐわんぐわんして苦しい、
「大丈夫ですか、フロイド」
心配そうな声で水槽のガラスを叩くジェイドがいた、弱体化された体では強化された水槽は壊せないらしい。
「フロイド先輩とジェイド先輩!?!」
煩い、でかい声出すんじゃねぇよ、、あー、イライラする、一体誰だよ、、ん、?この声、もしかして、
「…蟹ちゃん、?」
「先輩、捕まっちまったんすね、」
「どういう事ですか?」
蟹ちゃんにジェイドが質問する
「俺らが捕まったのは理由があって、」
「人魚のリーチ兄弟を捕まえる為」
「と言われて、」
「はぁ、?何それ、」
「人魚である僕らを売る気ですか、」
「さっき言ってた闇オークションって奴?」
「でしょうね、」
蟹ちゃん達は縄、でもあれは拘束魔法のやつね、俺らは鎖、本当に捕まえるだけだったんだァ、余計に腹立つなぁ、…
「やぁゞ人魚彡達、機嫌はどうかな?」
「最悪なんだけど」
お葬式の時に着るスーツで手には黒い手袋、顔は仮面で見えない
「犯人は貴方ですか、」
「正解だよ、あ、そうだ!」
「″私、優しいので″いい物を見せましょう」
スーツ姿の男だったが、急に魔法を使用したかと思えば学園長の姿になっていた。
「?!」
は?此奴何言って、…
「が、学園長、?」
学園長、…いや、違う、学園長じゃない、言葉遣い、見た目、は一緒だけど、魔力の特徴が違う、これは学園長に見させるだけ、ッ。でも、なんで学園長、?何故姿を隠す必要がある、?
「あ~もう分かんねぇ、ッ」
「混乱しているようだねぇ」
「ふふ。連れてきなさい」
「ちっ、..」
「触らないでくれるかい?歩くから、」
「ウミネコちゃんと小判鮫ちゃん!?」
なんでウミネコちゃんと小判鮫ちゃんがいるわけぇ、?おかしいでしょ、もう俺たちここにいんだから、
「人魚を捕獲したという報告を忘れて、」
「連れてこられたみたいでね」
「最悪っす、..え、リーチ兄弟?!」
「ムシュー計画犯達、..」
「うわぁ、まじか」
「ラギー先輩も捕まったんですね」
「災厄なんすけど~」
「はぁ、なんで僕がこんな目に、」
「僕は天才かな!いい事を思いついた!」
「急にしゃべり出したと思えばなんだよ、」
「君達人質にも見てもらおうか」
「………は?」
何を言ってんだ、と思った瞬間、水槽の上からホースが落ちてきた。水に魔法薬溶けたら絶対に吸い込んじゃうんだけど、…ジェイドの方は、魔法薬は、ない、良かった、、
「…ッ、」
「フロイドッ!!」
「ジェイド!!」
双子揃って相方の名前を叫んだ瞬間、意識が途絶えた。
_______????視点
(助けに来たのはいいもの、手をくれのようじゃな、、なんだあの魔法薬は、?)
(あれは、凶暴化の薬だな。色が特徴的なのと、水に溶ける、魚用のものだな。)
(一旦様子を此処から見ると思う)
(分かった。)
_________フロイド視点
「うぅ゛ッ!!」
「フロイド、目を覚ましてください、」
「ッ…゛、グルルッ゛」
「フロイド、…..」
「フロイド先輩、ッ」
「……」
意識が無いのに何故か分かることがある
コメント
2件
WOW、いいなこれ…続き頼むわ( ᐛ )و