練習終了後
汝由多「じゃ、今日の練習はここまで〜、みんな食事と睡眠はしっかり取ってね〜。お疲れ様」
選手《はい!!》
汝由多「んじゃ、解散」
汝由多の合図で選手達が各自練習場を出る
ノア「ナユ……少し話がある」
汝由多「なに?」
ノア「俺の部屋に来れるか?」
汝由多「は?いきなりぶっ込んだ事言わないでよ、気持ち悪い」
ノア「お前にそういうのは求めていないから安心しろ」
汝由多「冗談だよ、ほんとにそうだったら訴えてた」
ノア「………話が進まん、早く行くぞ」
汝由多「はいはい」
inノア部屋
汝由多「おじゃしまーす」
ノア「コーヒーでいいか?」
汝由多「うん、砂糖入れてね」
ノア「あぁ、」
汝由多の前に出来上がったコーヒーを置く
汝由多「ありがと、んで?話って?」
ノア「ナユ、お前は奴を覚えているか?」
汝由多「??誰のこと?」
ノア「俺たち2人に恐怖を感じさせ、唯一俺たちと渡り合えた日本人」
汝由多「…………覚えてるよ、忘れるわけないじゃん」
ノア「お前もここに来る時あいつに会ったんだろう?」
汝由多「え?………」
ノア「エゴイスト、絵心甚八ことジン」
汝由多「!!」
ノア「今はここのブルーロック管理者だ」
汝由多「ちょっと待って、、あの管理者がジンだと言うの??」
※汝由多は絵心のことをずっとジンと呼んでいたので、苗字など知らない
汝由多は動揺を見せる
ノア「あぁ」
汝由多「ジンが、、あんなに狂ってるわけ、、」
ノア「今の奴はエゴイストそのままだからな」
汝由多「しかも、なんで管理者なんて、、選手は?」
ノア「理由は不明だが、お前が辞めた数ヶ月後にあいつもフィールドから去った」
汝由多「私が、守った足を、目を、、、使わなくなったわけ??」
ノア「…………」
汝由多「そう、、」
汝由多はノアの部屋を出ようとする
ノア「待て、何処へ行く」
汝由多「決まってる、、ジンを、絵心甚八を喰らいに行く」
殺気が溢れ出ている
ノア「ビクッ、、よせ、」
汝由多「私は!選手生命を削ってまでジンの足と目にかけたのに!!なんであいつがそれを勝手に捨てるわけ!?!?意味わかんない!」
ノア「ナユ、落ち着け」
ノア「ひとまず、話すことはそれだけだ。今日はもう部屋に戻っていい」
汝由多「…………っ、、」
汝由多「やっと、、ノア以外にも見つけたのに、、」
ノア「……………」
汝由多は殺気をおさめノアの部屋を出る
ノア「…………やはり、ナユに話せばこうなるか、」
汝由多は廊下を歩いている
汝由多「………………」
潔「姉ちゃん??」
汝由多「!!世一〜♡」
汝由多「どうしたの??」
潔「いや、食堂に行こうと思ってたら姉ちゃんが居たからさ」
汝由多「食堂に行くんだ〜、お姉ちゃんも一緒に行っちゃお♡」
潔「おう!行こうぜ!今日一人だったから誰か誘おうと思ってて」
汝由多(世一が喜んでる、可愛い〜♡今はあのクソジンのこと考えなくていっか♡)
in食堂
潔「姉ちゃん、何食べる??」
汝由多「うーん、あまりシステムが分からないから、世一と同じのでいいよ(*^^*)」
潔「分かった!んじゃ、運んでくっから席取りよろしく!」
汝由多「えぇ、(*^^*)」
汝由多(と言っても、人全く居ないから座り放題なんだけどね)
汝由多「飲み物の場所が近いここでいっか」
ガタッと椅子を引いた時同時に隣でも椅子の音が聞こえた
??「!!」
??2「ど、どうかした??………!!」
相手2人は汝由多を見るなり驚いて少し後ずさった
汝由多「あれ??2人とも見ない顔だね、どこか別のチームなのかな?(*^^*)」
潔「姉ちゃん〜、オムライスでいい?あときんつばあったから姉ちゃんのも欲しい!」
汝由多「ありがとう〜、世一♡私の分のきんつば全然食べていいよ(*^^*)」
潔「まじ!?サンキュー✨」
汝由多「ウグッ」(ダメ、可愛すぎる)
??2「い、潔くん??💦」
潔「??あ!時光に凛!お前らも来てたのか!」
時光「やぁ、奇遇だね、、」
汝由多「あら、世一の知り合いだったんだ」
凛「おい、潔」
潔「なんだ?」
凛「お前、ナユ選手とどういう関係だ!?💢」
潔「なんで、キレ気味なんだよ!?」
凛「るせぇ、質問に答えろ」
潔「姉ちゃんだよ!!」
凛・時光「…………………チーン」
凛・時光「はぁぁぁ!?!?」
潔「まぁ、そうなるか」
時光「あ、だから同じ苗字で仲良しなんだ!!」
汝由多「ふふっ、そうだね〜」
汝由多「とりあえず、食べながらにしよう。ご飯冷めちゃうよ?」
ということで食事を採りながら
時光「でも、ほんとに驚きました。潔くんと姉弟だったこともドイツのコーチされてることも」
汝由多「そっか、うっすらとしか聞いてなかったんだっけ??」
時光「はい、、」
凛「……………」
汝由多「もしかして、緊張してる??笑」
凛「!!いや、別に……」
潔「姉ちゃん、凛めっちゃすげぇんだぜ!」
汝由多「そうなの??」
潔「おう!めちゃくちゃ強ぇ!」
汝由多「強いんだね、糸師くん」
凛「うっす、、」
時光「ほんとに憧れちゃうな〜、」
潔「こいつの兄ちゃんも強いんだよ!」
凛「ピクッ」
汝由多「へぇ、お兄さんのお名前は?」
汝由多が尋ねた瞬間3人が驚いた表情を見せる
汝由多「どうかした?」
時光「糸師冴っていう選手なんですけど……」
汝由多「このブルーロックに居るの??」
潔「日本代表選手だよ」
汝由多「へぇ〜、凄いね」
時光「もしかして、ご存知ないですか??」
汝由多「うん、私あんまり日本代表選手分かんないから〜」
汝由多「しかも、多分その子最近でしょ?」
潔「まあ、そうだけど」
汝由多「最近の選手はあまり見てないな〜、」
潔「そうなんだ、、糸師兄弟すげぇんだぜ!」
汝由多「1度会ってみたいな〜、糸師冴くんに」
凛「……………相手するだけ無駄じゃないすか?」
潔「おい、凛!」
汝由多「どうしてそう思うの?」
汝由多は優しく微笑み言った
凛「………………」
汝由多「確かに日本はサッカー文明が遅れててフィジカル面でもテクニック面でも優れている人は少ないよ」
汝由多「でも、私はそういう意味で日本人選手に興味が無いわけじゃない。」
潔「じゃあ、なんで糸師冴を知らねえんだ?」
汝由多「さっきも言ったように最近の子は分かんないから、現役の時もノアに言われて見てただけだし」
プルルル
汝由多「あ、電話だ。ちょっとごめんね」
と言って立ち上がり席を外す
時光「ねぇねぇ、潔くん」
潔「なんだ??」
時光「ナユ選手って家ではどんな感じなの?」
潔「どんなって、、別に普通だよ」
時光「例えば??」
潔「え〜、家事したり、一緒にゲームしたり、仕事の書類片付けてたり」
時光「一緒にサッカーしないの??」
潔「あ〜、昔はしてたんだけどな、今はしてねぇ」
凛「……………」
汝由多「はァァァァ!?!?!?」←めっちゃデカい声
潔・凛・時光《ビクッ!!》
汝由多「あ、ちょっと!」
プツ
汝由多「あんの、クソマスター…………」
潔「ね、姉ちゃん??どうしたんだ??」
汝由多「あ、ごめんね💦大声出しちゃって怖かったね〜世一〜」
潔の頭を撫でる
潔「ちょ、辞めろ!」
汝由多「お姉ちゃん、ちょっと急用出来ちゃったから、先に戻るね。おやすみ(*^^*)」
汝由多「2人もちゃんと休んでね(*^^*)」
汝由多「じゃ、」
食堂を出る
潔「…………なんなんだ??」
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