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『蒼き空のセルフィア ―僕らの帰る場所―』
第9話
「戻れない日常」
日本 夕方。
戦いが終わった場所。
あっきい「……はぁ……」
その場に座り込む。
あっきい「マジで死ぬかと思った……」
ぷりっつ「ほんまそれや。」
ぷりっつも地面に座る。
まぜたは空を見上げている。
まぜた「……静かすぎる。」
ちぐさ「さっきまであんなにいたのにね。」
けちゃ「完全に消えた……でも」
あっと「終わってない。」
全員が空を見る。
亀裂は、まだそこにある。
あっきい「これ、ずっとこのまま?」
けちゃ「わからない……」
ちぐさ「でも絶対、放っておけない。」
少しの沈黙。
あっきい「なあ。」
ちぐさ「なに?」
あっきい「なんで言わなかったの。」
空気が止まる。
ぷりっつも顔を上げる。
まぜたは黙って聞いている。
ちぐさ「……ごめん。」
あっと「言えば巻き込むとおもった。」
あっきい「もう巻き込まれてるよ。」
あっと「だからだ。」
静かな衝突。
ぷりっつ「まあまあ。」
間に入る。
ぷりっつ「結果的に助かったんやしええやん。」
あっきい「でもさ。」
あっきい「俺ら、何も知らなかったんだよ。」
まぜた「……それは違う。」
あっきい「え?」
まぜた「違和感はあった。」
まぜた「気づかなかったのは俺たちだ。」
ぷりっつ「せやな。」
ちぐさが少し驚く。
あっきい「……なんか悔しいな。」
帰り道。
六人で歩いている。
でもいつもと違う。
あっきい「……静かだな。」
ぷりっつ「いつもなら騒いどるのにな。」
ちぐさ「だね。」
けちゃ「みんな疲れてる。」
あっと「うん。」
信号待ち。
あっきいが空を見る。
あっきい「……まだあるな〜」
亀裂が、うっすらと残っている。
まぜた「完全には閉じてない。」
ぷりっつ「どうやったら閉じるんやろ。」
けちゃ「本当は……」
言葉が止まる。
あっと「まだ話すな。」
ちぐさ「……。」
ぷりっつ「またそれかいな。」
夜。
あっきいの部屋。
あっきい「……。」
ベッドに寝転がる。
あっきい「俺、戦ったんだよな。」
手を見る。
震えている。
あっきい「……怖かったな。」
小さくつぶやく。
あっきい「でもさ。」
起き上がる。
あっきい「ちぐちゃんたち、もっと前から戦ってたんだろ?」
天井を見る。
あっきい「……すご。」
まぜたの部屋。
まぜたがイヤホンをつける。
まぜた「……音は残ってる。」
録音を再生する。
微かに響くあの言葉。
まぜた「ብብርሃ……」
小さく再現する。
空気がわずかに震える。
まぜた「やっぱり鍵だ。」
まぜた「これがあれば……」
考え込む。
ぷりっつの部屋。
ぷりっつ「……はぁ。」
ベッドに寝転がる。
ぷりっつ「現実味なさすぎやろ。」
天井を見ながら笑う。
ぷりっつ「でもなあ。」
目を細める。
ぷりっつ「おもろいやん。」
天空の丘。
静かな夜。
ちぐさ「……今日、怖かった。」
けちゃ「僕も。」
あっと「当然だ。」
ちぐさ「でもさ。」
ちぐさ「みんな戦ってくれた。」
けちゃ「うん。」
あっと「……予想外。」
ちぐさ「信じてもいいよね?」
あっと「……まだわからない。」
けちゃ「でも、もう仲間だよ。」
あっとは少しだけ目を閉じる。
あっと「……うん。」
そのとき。
パキッ
空の亀裂が、また一つ広がる。
けちゃ「……!」
ちぐさ「また……!?」
あっと「来る。」
静かだった空が、再び揺れ始める。
日常は、もう元には戻らない。
第9話 終わり
次回「閉じる方法」
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#からつけあっきぃ まぜ太 ぷりっつ ちぐさくん あっと けちゃ
#アンプタック
なぐ@れいぱれ0期生
りゅな