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◇◇◇◇◇
本日、異世界42日目!
今日はラキ山方面の黒い異変の調査に向かう。
「それじゃ、カグヤ様!行けますか?」
「おーけー!切替!膨張!」
おー!幼女が霊鳥に変化する!すげー!見慣れたカグヤ様や!なんかバージョンアップしてるよ!かっこええ!
「カグヤ様!かっこよくなってますね!」
「せやろ!第二進化系やで!ほな行くで!」
「みんな隠密!」
「「「「承知!!♡☆」」」」
異常な速度で迫り来るモンスターを発見!
「すごい数やな!これ全部スケルトンナイトやんか!恐ろしい光景を見てる気がする。」
「ユメ!まだ王都まで距離はあるけど、このままやと、あっという間に着いてまうで!まずいな。」
「モニカ!この集団の中に死神はいるか?」
「ここにはいないよ!もっと進んでみて!」
やっぱりラキ山まで行かんと分からんか!
カグヤ様号はバージョンアップで速度も上がってる。すげー!
「お頭〜♡死神はラキ山の洞窟に中にいるみたいですよ!」
「らじゃ!それじゃ、一旦戻って報告やな!」
僕たちは、Uターンして王都に向かう。
「カグヤ様!ちょっと確認しとくことがあるんで、スケルトンナイトの大群の端っこに行ってください。大群の前に行くと着陸できないんで、大群の脇に着陸してください!」
「おーけー!」
「みんな!死神に対抗できない以上、スケルトンナイトを討伐する手段を確認しとく必要があります。着陸したら、倒し方を研究しますね。」
「「「「承知!!♡☆」」」」
カグヤ様号着陸!
みんなでスケルトンナイトと戦闘!
頭が弱点やと思うんやけど、倒しても復活する。カグヤ様が踏みつけた場合のみ粉々になって復活はしないんやけど、それ以外にないんかいな?
「カグヤ様以外に倒せないですね!」
「せやな。うちも反射使いながらやから、ずっとは無理やで!数が多すぎるわ!」
「とにかく、他の方法を見つけないと無理ゲーやね。」
「うちも人型で戦闘するわ。」
「はい、お願いします!」
どんどん倒してもどんどん復活する。もう萎えて来たよ。
「お頭〜!倒せたんだよ!」
「おー!どうやったん?」
「あのね、倒したあと、頭蓋骨を蹴っちゃって、遠くに飛んでったんだよ!そしたら、胴体の方が消えて魔心になったんだよ!」
「うおー、ナイス発見!グッジョブや!みんな!頭蓋骨蹴るんは抵抗あるかもやけど、試してもらえる?」
「「「「承知!!♡☆」」」」
「おーけー!」
ほんまに倒せるやん!これはでかい!頭蓋骨と胴体の距離が離れると復活出来んのかもしれん。なぜ、胴体から魔心ができるのかは謎やけど、心臓のことやとすると位置的にはそうなるんかな?
とりあえず、この方法でどんどん削っていく。めちゃくちゃいるんで、あんまり減ってるようには思えないけど、カグヤ様、ハガネ、コガネのレベルが10に上がったんで良しとしよう。
「これで、スケルトンナイトの討伐方法も分かったから、ひとまずおーけーやね!思ったより減ってはないけど、とにかくよかったー!ほんじゃ、一旦報告に戻ろう!」
「「「「承知!!♡☆」」」」
ここからは、王都まで帰還なので、みんなで密着してマリアのところへ瞬間転移します!
「あ、ユメさん!お帰りなさい!お疲れ様でした。早速ですいませんが、兄上のところに行きましょう!」
「了解!」
ニコラスさんのいるところに行くと、男の人がもう1人がいて、何やら相談している。
「兄上!ユメさんが戻られましたよ!」
「おー、待っていたよ。報告してもらう前に紹介しておくね。こちらの防衛を指揮する王国軍総隊長のカジャン・オズワル子爵だ。こちらは、黒の軍団頭領のマサユメ・ハットリ殿だ。今回の件で甚大なる協力をいただいている。マリアの恩人でもある。」
「マサユメです。ユメと呼んでください。よろしくお願いします。」
「カジャンだ。噂は聞いてるよ。本当にありがとう。よろしく頼みます。」
この人も強いけど、もう麻痺してるかも。BP3000以上あるのに、やっぱり国のトップはこれくらいなんやな。失礼な話やけど。
「で、様子はどうであったか?」
「はい、まず、押し寄せてくる大群はスケルトンナイトです。異常な速度でこちらに進行中なんで、勢いを止めることは出来なさそうですね。もし夜間も進行しているなら、早ければ、明日にはここに到着する勢いです。
ただし、その中に死神はいなかったです。ラキ山頂まで行って来ましたが、洞窟の中にいるようです。」
「そうか。カジャン、そうだとすれば、城門は今日中に急いで全て封鎖する必要があるな。」
「はい、それは支給手配します。ですが、封鎖しても対抗手段がないので、そのあとどうするかが悩みどころです。恥ずかしながら、一度、国軍での討伐に失敗してますからね。」
「そのことなんですが、帰ってくる途中にスケルトンナイトの討伐を試してまして、たまたまなんですけど、ハガネが倒し方を見つけたんです。」
「え?あいつら復活するだろう?」
「そうなんですけど、復活しない方法を見つけました。元々、粉々にしてしまえば、復活しないことはわかっていたんですが、普通の人には難しいですよね。なので、他の方法を調べていたんですが、頭蓋骨のみを遠くに飛ばせば、復活しないことを発見したんです。
これが証拠の魔心です。」
「おー、それはすごいぞ!貴重な情報をありがとう!助かる!」
「ただ、スケルトンナイトの集団がものすごい数なんで、集団の中で戦闘するのは避けた方がいいと思います。僕たちはちょっと特殊なんで、集団の外で戦闘が可能ですので、討伐隊の戦力に加えていただければ、出来る限り討伐して行こうかと思います。」
「ユメ殿、ありがとう!心強いよ。それはぜひお願いしたい。このあと、カジャンと国軍の防衛についての戦略を検討する。あとで方針を連絡するから待機しておいてもらえるかい?」
「はい、承知しました。」
僕たちは、一旦部屋に戻ることにした。
今から数を減らしに行っても良かったんだけど、連絡を待つことにした。
◇◇◇◇◇