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注意 は 前回参照 。
エセ関西弁 。
「 なんで 、 」
狂ってる なんて 言葉 、 ぞむ の 前で は 言えなくて 、 こう 言葉を 零してしまった 。
『 彼氏なんやから 、 ね ? 』
ああ 、 なんで 付き合ってしまったのだろう 。
過去の自分を 少し憎む 。
『 付き合ってるんよ 、 俺たち ? 』
『 もしかして 、 俺の事 好きじゃない ? 』
図星を 突かれた気がした 。
この 『 好きじゃない ? 』は 恋愛的に好きじゃない って いう 意味だと思う 。
そうだ 。 恋愛的には 微塵も 好きではない 。
友人として 、 相棒としてなら 勿論 好きだ 。
だけど 、 恋愛的にと 云われると 別だ 。
元々 、 恋愛対象 は 男子ではないし 、 だからといって まだ 好きになった 女の子も いたことは無い 。
ぞむ と 付き合ったのは ごり押し されたのも ある し 、
断って 気まづくなるのが 嫌だったし 、
それで 万が一 軍の仕事に 支障が 出てしまったら 嫌だったからだ 。
そんな 事を 一人で 考えながら 俺は 唯 黙りこくっていた 。
『 … 黙ってるってことは 、 そういう事やんな 、? 』
『 なんで ? どうしてなん ? 』
『 じゃあ 告白した時に 了承 すんなよ 』
『 なんで そんな 期待させるようなことしたん 』
『 おれは こんなに好きなのに 。 』
『 ろぼろ の こと 、 愛してるのに 。 』
そう 言葉を 一気に述べられる 。
ごめん 。
その 言葉が 喉の奥に突っかかる 。
この 言葉を 言ってしまえば どうなるんだろうか 。
分からないけど 、 何となく 、 嫌な予感がした 。
『 なあ 、 なんで ずっと 黙ってるん ? 』
『 黙ってれば 、 どうにか なると 思っとるん ? 』
『 なあ 、 』
『 なア゛ ッッッ !!! 』
「 … ッ 」 びく っ
いきなり 怒鳴られるとは 思ってなかった 。
今まで 怒鳴られたことなんて無かったし 、 怒鳴ってるところなんて 見たこと無かった 。
「 … ごめん 、 なさい ッ 、 」 震
自然と この言葉が 口から 零れた 。
きっと 本能が 「 このまま では 駄目だ。」
「 なにか を 言わなければ 」
と なったからだろう 。
『 謝るって 事はさ 、 そういう 事やん 。 』
『 あ ~ ぁ 、 さいあく や 。 』
正直 、 この言葉を 聞いた時 、 内心 喜んでいた 。
ここから やっと 抜け出せる 。
別れられる 。
そう思ったからだ 。
けど 違った 。
次の ぞむ の 言葉は 、 俺を どん底に 突き落とした 。
コメント
3件
こういうのめっちゃ好き、、、