kn side.
現在、俺はぶるーくの家に居る。
nakamuは、ぶるーくに抱きついて
離さない。
何も話さない。
俺は少し唖然としつつも、声をかけた。
kn「nakamu…っ?」
nk「…っ、」
無言を貫き通すnakamu。
br「nakamu。きんさんが話したいってよ?」
俺の方を見てニヤニヤしながら話すぶるーく。
絶対気づいてんだろ、こいつ。
nk「…や゛」
声が枯れてる。
それほど泣かせてしまった事に俺は胸が締め付けられる。
それより、nakamuが今否定した?
嫌ってこと?
nk「きんときなんか…っ、嫌い…ポロポロ」
ぶるーくの胸に埋まっていた顔をあげたnakamu。表情を見ると…泣いていた。
kn「嫌い…?」
俺は驚き口をハクハクさせる。
br「…ねぇ、nakamu。」
br「僕、nakamuの事好きなんだけど、」
kn「は…?」
こいつは何を言ってる?
俺とnakamuが付き合ってるのは承知のはず。
なのに…なんで?
br「僕〜、ずぅっとnakamuが好きだったんだよね。」
nk「へ…?」
br「きんさんなら…って譲ったけど〜」
br「泣かせるなんて…最低だね。」
br「きんさんなんて彼氏捨てて、僕のところ来ない?」
何…っ、何を言ってるの…っ、
俺は…俺だって…っ、
nakamuが好きなのに…
俺が悪いけど…どうもそうしなくたって…っ、
いや、nakamuからしたらちっぽけなものじゃなかったんだ。
今俺は、
「ごめんなさい。」
「捨てないで。」
「もうしないから。」
という言葉が脳内で渦巻いている。
nakamuも…、
そういう気持ちだったのかな…
nk「…」
nk「きんとき。俺…っ、」
先程涙を止めていたnakamu。
また泣きそうになりながらも、
こちらを笑顔で見た。
まさか…っ、
nk「ぶるーくと付き合うよ…。」
kn「は…」
膝からドンッ、と脱力した。
kn「ほん、き…?」
その言葉にゆっくり頷くnakamu。
kn「な、んで…っ、」
nk「きんときが…悪いんだよ?」
nk「大嫌い…」
nk「俺の気持ちなんか考えないで…っ、」
nk「女の子と遊んで…っ、」
nk「女の子に…、勝てっこないじゃんか…」
また涙をポロポロ流すnakamu。
また胸を締め付けられる。
先程とは比にならないくらい痛い…っ、
br「てことだからさ。」
br「じゃーね、きんさん?」
ニヤニヤしながら手を振るぶるーく。
kn「っ…」
不満を言おうとした時。
1つのリップ音が響いた。
kn「…え?」
目を見開く俺。
の目の前には、唇を重ねる2人の姿。
br「ッは」
nk「んっ…///」
口を離した2人は、お互いを甘い目で見ていた。
ハートが見える。
ぶるーくの目は、支配者側の目。
nakamuの目は、素直に従う、惚れたような目。
kn「っ…」
ほんきなんだ、ふたりとも。
…当たり前か。
ごめんね、nakamu。
コメント
12件
これって前回とは違うエンドの仕方ですか?
見るの遅れちゃいました😭 すっごく良かったです!!!! 書いてくださってありがとうございました🫶🏻
泣いてるnkさんかわよ……brさん心いたんでそ〜