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あの自己紹介の後,皆わいわいと話していた
けれど誰も私に話しかけなかった
『なんでぇ…』
机につっぷしているとトントンと肩を突かれた
美咲「えっと…リアスさんだっけ?
お話ししない?」
隣の席の佐倉さんに話しかけられた
『そうだよ
君は佐倉美咲さんだよね』
美咲「!そうだよ!
リアスさんとお話ししたいなって思ったんだ!」
『嬉しいな
誰も私に話しかけてくれなかったからさ』
アイ「何何〜?何話してるの?
僕も混ぜてよ!」
気になったのか有栖川さんが入ってくる
アイ「僕は有栖川アイ!
カスミ・リアスさんだよね?
僕の事は気軽にアイって呼んでよ!」
美咲「あ!ズルい!
私の事も美咲って名前で呼んで!」
2人はぐいぐいと私に詰め寄る
『えっと…美咲とアイ?』
私がそう云えば2人は喜んだ顔をした
『私の事もカスミって名前で呼んで』
2人「分かった!」
私達は暫く雑談に花を咲かせていた
アイはパルクールと空手をしており空手では県大会を優勝しているだとか,美咲は4人の兄が居るだとか
『ふふ,美咲のお兄さんか。 私も兄が居るんだ
今度会わせてみない?』
私がそう提案すると2人は目を輝かせた
アイ「それ良いじゃん!
僕,弟と妹が居るんだ!2人とも会ってみない?
きっと妹達も喜ぶと思うからさ」
『良いの?なら会いたいな』
私達は入学式後に自分達の兄弟を会わせる約束をして終わるのを待った
入学式後…
私は兄さんのクラスに行く
けれど教室が分からなくって周りをキョロキョロと見ていた
『わっ!?』
??「おっと」
すると後ろに誰か居たのかぶつかってしまった
よろけて転けそうになったらぶつかった人が支えてくれた
ハヤト「大丈夫ですか?」
『せっ…生徒会長!?』
私はすぐさま体勢を整えて離れた
『すいません会長!』
ハヤト「構いませんよ
見慣れない顔なので一年生だと思うのですが…何故ここに?」
もしかしてこの人全校生徒の顔を覚えてるのか?
『あの…兄のクラス…
ルタ・リアスっていうんですけど…』
ハヤト「リアスさんですね(兄?)
私,リアスさんのクラスメイトなんです
ちょっと待ってて下さい」
生徒会長は微笑んで教室に入って行った
少しすると生徒会長と兄さんが来た
ルタ「カスミ!」
『兄さん! …………なんでセーラー?』
ルタ「云うな
母さんとヴォックスにやられた」
『あー成程』
あの2人ならやりかねないな
ハヤト「だ,男性だったんですね…
背が高い女性だと思ってました…」
ルタ「云われ慣れてる
だからそんな哀れんだ目で見ないでくれ」
兄さんは苦笑しながら云った
『兄さん早く帰ろ! 友達が待ってるの!』
ルタ「カスミに友達…!
早く行こう!」
『うん!
それじゃあ会長,ありがとうございます!
失礼します』
ハヤト「あ,はい…また…」
お辞儀をして兄さんと一緒に校門へ向かった
『おーい!2人とも!』
校門へ行くと男の子と女の子,アイと美咲が居た
多分この子達がアイの妹達だよね
お兄さん達は何処だろう
『…お兄さん達は?』
美咲「うちの兄イケメンで学校の人気者でさ
多分4人共告白されてるんじゃないかな」
そんなに人気でイケメンなのかな
『私の名前はカスミ・リアス!
こっちに居るお姉ちゃんは本当はお兄ちゃんなの!
名前はルタ・リアス!私の自慢の兄さん!
えっと,君達の名前は?』
私は妹ちゃんと弟くんに話しかけた
「有栖川鏡花…」
妹ちゃんは鏡花ちゃんね!
口数少ないミステリアスな子で可愛い!
「僕は有栖川久作!
お姉ちゃんからはきゅーって呼ばれてる!」
弟くんは久作くんっと!
きゅーって呼び方可愛い!私もそう呼びたいな!
『宜しくね,鏡花ちゃん久作くん!』
私達が話していると一台のリムジンが停まった
その瞬間,生徒達にざわめきが走った
拙い,迎え来るの忘れてた!