「助けて、助けて……この地獄から…ヤマ…」
俺は最近毎日この助けを求める声の夢を見る。
(希空)「ふぁ〜ぁ。またあの夢か〜、結局なんなんだあの夢。ヤマって誰だよ(笑)て、あ!やば、こんな時間学校遅刻する〜!!!」
俺は大急ぎで準備をし家を出た。いつも学校に行く時は、宗弥というチビでアホな親友と乃良という真面目な俺の親友二人と一緒に学校へ行くが、今日は二人とも怒っている。
(希空)「あ、あの〜。お二人さん……申し訳ありませんでしたー、」俺は地面に大きな穴を開けるぐらい地面に頭突きした。
(宗弥)「希空のバーカバーカ。遅いよ〜。」
(乃良)「希空。流石に遅すぎるぞ。十五分送れって。お前ももうすぐ高二だろ。ちゃんと時間守るぐらいできないのか!」 俺はその後歩きながら乃良にネチネチと説教をくらった。そして、学校に着いた。
(乃良)「チ、まだ怒り足りないのに。」
(宗弥)「見てるの面白かった(笑)」
(希空)「すみませんでした。」
【はぁ〜、もう今日朝から着いてないや〜。こんな世界ヤダなー。異世界とか行きたいなー。姫を助けるーみたいな。】
俺は心の中でその気持ちを抱いた。その瞬間俺の体がどんどん透けていった。
(希空)「えぇぇええ!!!透けてんだけど!」
(宗弥)「え、あ、ほんとだ!透けてる!すげー。」
(乃良)「言ってる暇ないだろ宗弥!希空大丈夫か!」
(希空)「この状態、大丈夫に見える?てあ!お前らも俺と同じ感じになってるよ!」
(宗弥)「んなわけが……あ……」宗弥は目が死んだ。
(乃良)「ほんとだ…」乃良は絶句した。
三人は学校の校門前でガヤガヤしていた。その時、体育会系の先生、筋肉 森尾かきた。
(筋肉)「おい!お前ら!早く学校に入れ!ってあれ居ない。なんだよ。」
(アホ三人)「え、」三人は声を合わせた。その瞬間自分たちから出る光が一気に身体中に広がり前が見えなくなった。
(希空)「わァァァァ!!!」(宗弥)「グァバァー!」
(乃良)「なんなんだよ!もう今日嫌いだわぁ!」
そう言ってさっきまで居た世界から三人消えた。
いい……草の匂いがする。なんだ、
(希空)「………はっ、我、目覚めました!ってあ!乃良に宗弥じゃん!」俺は二人の頬をぶっ叩き起こした。
(宗弥)「な〜に。痛いー……ってあ!ここっても・し・か・し・て〜」そうゆうと隣で乃良が、
(乃良)「異世界だな。ここは。」乃良はキメ顔で言ってきた。
(宗弥)「俺が言いたかった……」宗弥ムスッとした顔で言った。そんな宗弥を無視して乃良は言った。
(乃良)「あ、やっぱりここは異世界だ。ほら、あんなところにボロボロの獣人がいるし、狩人に捕まってるし…よし、お前らあの子を助けに行こう!っては…」乃良がそんなかっこずけなことを言っている時、二人は、自分のステータスを見ていた。
(希空)「わー、宗弥すげぇな、お前のステータス。水魔法と、氷魔法、両方全部使えるじゃん。俺もだけど召喚魔法もあるし、」
(宗弥)「いや、お前は炎魔法と、召喚魔法と、闇魔法使えるじゃん。やん。闇魔法って何。なんかそっちの方がすごい気がするは!」その会話を横目に乃良はムカムカしてつい乃良が声を小さめに
(乃良)「おい!俺の話を聞けやぁ!も〜。んでそれどうやって見れるの。ステータス。」そう言うと二人は同じことを思った。
【お前も知りたかったんじゃん。】
とりあえず乃良に教えた。
(希空)「お前は〜…自然魔法と、光魔法、そして召喚魔法。やっぱりみんな召喚魔法持ってんだな。」
(乃良)「そうだな。妙だ。ってそうだ!あの獣人の子助けなきゃなんだよ!ヤバいよ。狩人に連れてかれそうなんだよ。」
(宗弥)「助けよ〜!俺たちの能力があれば!行けーい!」
(希空)「そうだ〜!行こ〜!この、この、バ狩人ども〜!」
そのまま森を出て狩人の方に行き、
(宗弥)「ウォーターサーバー!!」
(希空)「MAXファイヤー!!!」
(宗弥)「二人ともネーミングセンスがゴミだよ!」
そして希空と宗弥が狩人達を燃やし全員ハゲにし、獣人を助けたのであった。
(獣人)「ありがとうございます!助かりました。折れをさせて下さい!私の村に来てください!来てくれますか?」
そう言うと、三人は目をキラキラさせ「はい!」と元気に言った。
(獣人)「ありがとうございます!」
そうして、助けた獣人について行くアホでバカな三人。いつになったらここへ来た理由がわかるのか。頑張れ、希空、宗弥、乃良。三人の旅はまだまだ続く。
一話を終わります!
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